♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■弟子たちの足を洗われたイエス / 羽鳥頼和

2017年09月23日 | Weblog
2017/8/19放送


 世の光の時間です。お聴きくださりありがとうございます。羽鳥頼和です。 
 今日も先週に引き続き新約聖書のヨハネの福音書からお話しします。今日はヨハネの13章から、イエスが弟子たちの足を洗われたことの意味についてお話しします。


イエスが弟子たちと夕食をしている時のことでした。聖書は、その時イエスはご自分が十字架につけられて死ななければならない時が来たことを知って弟子たちの足を洗われた、と語っています(1~4節)。十字架のことを全く知らない弟子たちは大変恐縮して、すぐに断ろうとしました。しかしイエスが「もしわたしが洗わなければ、あなたはわたしと何の関係もありません。」(8節)と言われると、弟子たちは恐縮しながらもイエスに足を洗ってもらったのでした。

 さて弟子たちの足を洗い終えると、イエスは弟子たちに、どうして弟子たちの足を洗ったのかを話し始められました。イエスは言われました。「わたしがあなたがたに何をしたか、わかりますか。・・・このわたしが、あなたがたの足を洗ったのですから、あなたがたもまた互いに足を洗い合うべきです。・・・わたしはあなたがたに模範を示したのです。」(12節、14節、15節)

 イエスは人に仕える模範を示されました。そしてイエスはご自分の素晴らしい謙遜と愛を表わされたのです。そしてこの後、イエスは最高の愛と謙遜を表わされます。それがイエス・キリストの十字架です。

 新約聖書ピリピ人への手紙2章の中でその事がこのように語られています。
 「キリストは神の御姿である方なのに、・・・ご自分を無にして、仕える者の姿をとり、人間と同じようになられたのです。・・・(キリストは)自分を卑しくし、死にまで従い、実に十字架の死にまでも従われたのです。」(6~8節) (新改訳聖書第二版)

 イエス・キリストは神です。神が人となってくださったのです。それは人を救うためでした。イエス・キリストは人を救うために全ての人の身代わりとなってくださったのです。初めに言ったように、イエスはご自分が十字架にかかる時が来たことを知って弟子たちの足を洗われました。イエス・キリストの弟子たちに対する愛は何と大きいことでしょう。同じキリストの愛があなたにも注がれています。

 明日は日曜日です。イエス・キリストを知るためにぜひお近くのキリスト教会にいらしてください。
 
(PBA制作「世の光」 2017.8.19放送でのお話より )
 
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