♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■重労働にも / 板倉邦雄

2014年10月01日 | Weblog
2014/10/1放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしですか? 板倉邦雄です。今日は「重労働にも」という題でお話ししましょう。労働することは人間であることの証明です。しかし300時間以上を超える残業をし、残業代も支払われない労働はもはや労働ではないでしょう。精神的にも身体的にも病苦となるでしょうね。

 さて、やがて新しい王様がエジプトの王座に着きました。ヨセフの子孫に何の義理も感じない王様です。王様は国民に訴えました。「このままイスラエル人どもを放っておくと危険だ。余りにも数が多すぎる。何とか奴らの力を食い止めなければならんなあ。戦争にでもなったら奴らが敵方についてそれこそ大変だ。我々に戦いを挑み、難なくこの国から逃げてしまうだろう。」 そこでイスラエル人を奴隷にしてしまおう、ということになりました。そこで厳しい監督を立て重労働につかせるのです。こうして建てられたのが倉庫の町ピトムとラメセスです。

 ところが、幾らこき使い、締め付けを厳しくしても一向に効果はありません。むしろ前より激しい勢いで人が増え続けるのです。そこでますます辛い仕事を押し付けました。畑で長時間の重労働をさせた上に、粘土でレンガを作る激しい仕事もさせる、という具合です。これほどにしてもまだ効き目がありませんでした。

 ところで、重労働ほどこき使われ締め付けられるほど人々が増加していったというのです。麦は踏みつけられて成長します。重労働の奴隷生活の中でイスラエルの人々はなぜ増え続けていったのでしょうか。

 それはまず、神様への信仰によって神様との平和をもっていたからでしょう。次に、神様との平和は艱難辛苦をも喜ぶことができるという秘訣に繋がるのです。そしてその喜びは艱難の中で忍耐を与えてくれるでしょう。忍耐は練達という達人に成長させるのです。そして練達した人には将来へ向かう希望が湧いて来るのです。

 辛い労働の中に置かれている人がおられますか? パワー・ハラスメントの職場で苦しんでおられますか? どうか心の目を天の神様に向ける信仰が与えられますように心から祈っています。

 (PBA制作「世の光」2014.10.1放送でのお話より )

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