新・ほろ酔い気分

酔っているような気分のまま、
愚にもつかない身辺雑記や俳句で遊んでおります。
お目に留めて下されば嬉しいです。

どっちもほんとの私

2009年02月22日 08時04分07秒 | 身辺雑記

 私の日常は、二つの思考傾向の中で、揺れ動いている。

 二重性格というほどではない。

 一つはプラス思考というヤツ。

 一度、こんなことがあった。

 東北新幹線で大宮で降りるべきところを、仙台まで乗り越した。

 原因は簡単。大宮では停車しない列車に乗ってしまったのだ。一日に一本だけ、そんな列車があった。それを知ったのは、その時がはじめてなのだから、いつかはしでかす失敗だった。

 そんな時、私はあっさり諦める。

 それどこるか、

「ああよかったなあ。これで災難を逃れたのかも知れないぞ」 と思ってしまう。

 つまり、

「順調に大宮で降りて、タクシーに乗ったりしたら、交通事故に遭ったかもしれない」 と思い、自分のミスを肯定的に認めてしまうのだ。

 これはかなりプラス思考。ノーテンキな自己欺瞞かもしれない。

 他方では、次のようなこともある。

 誰かとの別れ際、とても愛想のいい顔をされたとする。

 そんなとき、「あれっ、まさか今生の別れかな?」 と思ったりするのだ。

 まさにこんなのは取り越し苦労。

 聴診器を耳に付けた医師が、首をかしげたりしたら、それだけで不安になる。

「どこかおかしいらしいな」 そのように思って、ちょっと落ち込む。

 まして精密検査でもされようものなら、結果が知らされるまでは悶々の日々が続く。

 悪い方へ悪い方へ考えてしまう癖。これも始末に負えない。かなり落ち込めば、本当に病気になりかねない。

 この二つとも、私の思考傾向だ。つまり、一貫性がない。その場で、マイナスだったりプラスだったり。

 どっちも本当の私。

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コメント (18)
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