新・ほろ酔い気分

酔っているような気分のまま、
愚にもつかない身辺雑記や俳句で遊んでおります。
お目に留めて下されば嬉しいです。

面白いと思うかどうか

2009年02月12日 06時38分06秒 | 身辺雑記

 過日、ある写真家の撮影ツアーに参加した。

 日差しが暖かい日だった。

「面白いと思うことが肝腎なのです。面白いと感じたものがあったら、それを撮ってみて下さい」

 被写体を面白く撮る技術を会得しようと思っていた。それは勘違いだった。面白いと思う被写体を探すことが大事だった。

 私が面白いと思っても、ほかの人にとっては下らない被写体かもしれない。どんなものなら、一般的に面白いと感じてもらえるか、それを勉強したかったのだ。

 だが、写真家の考えは違っていた。

「自分で面白いと感じないものを、他人様が面白いと感じてはくれません」 と言うのだ。

 そこが花とは違うようだ。

 一般論として、「綺麗な桜」は「綺麗」と感じてもらえる。その後は表現力の問題だ。

 ところが街のスナップは「珍しい」ものはあっても、「面白い」ものは発見しなければならないというわけだ。つまり、撮影者の発見能力ないしは感性次第となる。

 面白いと思った被写体を発見してから、はじめて表現力の出番なのだろう。

 撮影者が面白いと思わない被写体を、技術でひねくり廻しても、面白い作品にはならない。

 その考え方になんとなく「納得」しだが、面白いものが街中に転がってはいなかった。

 今日の作品が面白いかどうか、私にはまったく自信がない。手垢がついた被写体ばかりだったように思う。

Simg_0457t

  上の写真は、池で泳ぐ鴨。

 面白くもなかったが、いかにものんびりしていたのでパチリ。

 1羽が潜ろうとして首を突っ込んだところ。

 餌にありつけたのかどうか、定かではない。

Simg_0578t

  上は灯籠の行列。来歴がありそうだが、聞いても忘れてしまった。

 若い男性が、資料を手にしながら、訊ねてもいない私に、しきりに説明をしてくれていた。

 歴史ガイドの練習をしていたのだろうか。

Simg_0476t

 妙なモニュメント。中央に写っているのが私。

 これは面白かった。カメラを腰付近に構え、球形を撮影すると私の顔が撮れた。

 幾度もやっている内に、なかなかの写真が出来上がった。

 もちろんずっと近寄って撮ったので、顔ははっきり撮れていた。

 しかし、それはアップできない。

 いかに品のない「ほろ酔い気分」でも、私の顔をさらすのは気がひける。

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コメント (14)
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