「麻生さんでは、選挙は戦えない」
自民党の議員の弁である。だから、麻生さんには交代してほしい。そういう主張だ。
新進気鋭の代議士(実は二世)が言っていた。呆れた話だ。
「麻生さんの政策は、国民が喜んでいない」というなら、まだまだ分かる。
「麻生さんは国民の信を失った。だから党首は交代すべきだ」 これもまあまあだ。
選挙ができないとは、つまり「選挙が戦いにくい」と言っているのだ。正直と言えば正直。
しかし、選挙民を愚弄してもらっては困る。我々は総理大臣の顔だけで人を選ばない。
判断基準の第一は党の政策だ。第二は候補者の能力と人柄。
選挙に勝ちたいなら、総理を取り替えるのではなく、まずは国民の同意が得られる政策を掲げるべきだ。
その次が自分の人柄と能力だ。変な総裁を選ばない見識が求められるのは、当然のこと。
党首の人格や指導力などが云々されるのは、その次ぎくらいの位置でなければならない。
選挙民も、「かっこいい!」なんぞの気分で、選挙しないことだ。ましてや、「あのお父さんの息子だからねえ」といった情実でも困る。二世議員には、裏があるかも知れないことを、しっかり認識すべきだ。
政治活動の中心に、自分の選挙を考えている議員は、もうまっぴらゴメンだ。
とは言っても、そんな議員しかいないのかな?
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