岩沢信夫さんは鶏糞について使用を控えるようにと伝えていた。その理由としてゲージ飼いによる多数の飼育で餌を外国のトウモロコシに頼ることになりポストハーベストの農薬をさけられないということ、病気の発生のために抗生物質の投与が必要になることをあげている。またむかし三芳村の和田博之さんという自然農法の篤農家のかたが平飼いで鶏を長年飼っていてそこで経験的に鶏糞を使い続けてリン酸が多く蓄積されることに気づきバランスが崩れることを指摘していた。したがって鎌形さんも土が固まり安いと表現していたが3年以上鶏糞を使い続けると何らかの障害を予想しなければならない。そして鶏を飼う際国産の餌にこだわった場合平飼で100羽以内にしないと1家族では餌の確保が厳しいということである。特に生の野菜を与えたりもp必要である。あるいは外敵となるイタチや野鳥からの防御もひつようになる。昔は庭の鳥というわれ、農家の庭先で数羽飼うのが当たり前であったが、そういう安全な環境は失われている、残念なことである。