農を語る

自然にやさしい不耕起栽培

里山の水田のスミレ2題

2014-04-16 21:03:09 | 日本不耕起栽培普及会

里山の水田の周りには貴重な野生植物が存在する。水田を守り育てた結果として植物が維持され、動物も同じで鳥がそれらの生態系を維持する。そのなかには数が少なく絶滅危惧種となっているものもある。今日はスミレについて2種類を紹介する。1つはタチツボスミレと俗にシロバナスミレである。水田の畔を適当に草刈をしてあげれば毎年咲いてくれる。これらが群落を作れば素晴らしい景観を作ることになる。福岡の宇根豊さんは農民の絶え間ない知らず知らずの雑草を刈るという日常の繰り返しで守られる環境と位置づけていた。それがわたしの通う多古の桜宮自然公園であり、佐倉

Rimg0023

の和田地区の周辺の水田である。


昨日の鶏糞について

2014-04-16 07:13:55 | 日本不耕起栽培普及会

岩沢信夫さんは鶏糞について使用を控えるようにと伝えていた。その理由としてゲージ飼いによる多数の飼育で餌を外国のトウモロコシに頼ることになりポストハーベストの農薬をさけられないということ、病気の発生のために抗生物質の投与が必要になることをあげている。またむかし三芳村の和田博之さんという自然農法の篤農家のかたが平飼いで鶏を長年飼っていてそこで経験的に鶏糞を使い続けてリン酸が多く蓄積されることに気づきバランスが崩れることを指摘していた。したがって鎌形さんも土が固まり安いと表現していたが3年以上鶏糞を使い続けると何らかの障害を予想しなければならない。そして鶏を飼う際国産の餌にこだわった場合平飼で100羽以内にしないと1家族では餌の確保が厳しいということである。特に生の野菜を与えたりもp必要である。あるいは外敵となるイタチや野鳥からの防御もひつようになる。昔は庭の鳥というわれ、農家の庭先で数羽飼うのが当たり前であったが、そういう安全な環境は失われている、残念なことである。