農を語る

自然にやさしい不耕起栽培

不耕起栽培の全容続き

2014-04-04 09:03:08 | 日本不耕起栽培普及会

雑草についてはまたの機会にゆずるとして、香取藤崎水田で田植え後の水田で水の色が様々に変わることで、その水の色で黒ずんでいたり、赤みを含んでいたり、紫色に変化したりでそのことが雑草を押さえることとかかわりがあるようだ。現象的には光線の透過が悪くなるから雑草が生えにくいということである。この現象は山形の有機栽培農家でも同じでここの水田は水がにごって雑草が毎年生えない水田だと説明を受けたことがある。

踏み込んで最近乳酸菌の活用で藤枝の松下さんは水田の表層の好気性部分でイトミミズが活動してトロトロ層と並べてフアトロ層という言葉を使いはじめている。私も実験田で春先たびたび乳酸菌を水田に流していたら同じ現象を体験した。また光合成細菌を水田に流すことで多収穫につなげる技術が雑誌現代農業で紹介されブームになっているがこれの散布で水面が赤くなったり、ミドリになったりする。結局水の色の変化は微生物のいたずらであったと感じている。私たちは化学肥料は使わず無肥料に近い栽培をめざしているため多収穫にはほど遠いがイネが元気になったという体験は黒米とかミドリマイで体験している。