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kan-haruの日記

ITと技術 筑波宇宙センターとサイエンス・スクエアつくば見学 その1

2007年10月26日 | ITと技術
kan-haru blog 2007

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10月17日の午後、所属している会の情報化研究会にて開催の「筑波宇宙センター」と「サイエンス・スクエアつくば」の見学会に参加しました。

筑波研究学園都市
当日見学の「筑波宇宙センター」と「サイエンス・スクエアつくば」のある筑波研究学園都市は、東京の中心から北東約60kmの距離にあり、北に関東の名峰筑波山を、東にわが国第二の湖霞ヶ浦をひかえた茨城県南部に位置しています。
都市の区域は、茨城県つくば市の1市全域で、面積は約28,400ha(東京都区部面積の約2分の1)、その大部分は標高20~30mの台地です。

最初の見学場所の「筑波宇宙センター」へは、つくばエクスプレス(2005年8月開通)で、秋葉原駅からつくば駅まで(58.3km)が、快速で45分、区間快速で52分で1時間はかからず、開通以来初めて全区間を乗車しました。なお、つくばエクスプレス線もJR常磐線と同様に、秋葉原駅から途中の守谷駅までは直流による運行だが、その先のつくば駅までは交流による運転となります。

   つくばエクスプレス                        車窓からの筑波山

筑波宇宙センター見学
見学会の集合場所は、筑波宇宙センターの屋外常設展示H-Ⅱロケット付近に、13時45分に集まることになっているので、13時20分発荒川沖西口行き関東バスに乗るため駅前つくばセンターの4番バス乗り場に行くと、今日の見学者のメンバーと出会い、揃って筑波宇宙センター「物質研究所」まで乗車しました。

筑波宇宙センター(JAXA Japan Aerospace Exploration Agency 茨城県つくば市千現2-1-1 地図参照)では、事前予約制(1名~最大80名程度)の 施設案内ツアーで、日本で最大規模の航空宇宙開発施設の一部の最先端研究・開発の現場をじかに、ガイド付きで所要時間が約1時間15分で見学することが出来ます。ツアーの運行は、構内をバスで巡回して見学するので、10時のAコースから15時のEコースまで1日5回運航し、見学会は14時のDコースで廻りました。

    H-Ⅱ型ロケット   H-Ⅱ型ロケットエンジン部 手前:広報棟、奥:展示室

見学コースのルートは、まず、聴視覚室で筑波宇宙センターの概要を映像で見ました。

     聴視覚室             N-1からH-IIBロケットの1/20サイズ模型

次に、バスで展示室まで移動して、案内者の解説付で見学しました。


展示室では、N-1ロケットから最新のH-IIBロケットまでの1/20サイズ模型や、実物大の人工衛星が展示してあり、国際宇宙ステーション「きぼう」日本実験棟の模型の中に入り、その内部の様子を見学しました。

「きぼう」実験棟船内保管室       「きぼう」日本実験棟と船内実験室内部

再びバスで宇宙ステーション試験棟まで移動して、国際宇宙ステーションの「きぼう」日本実験棟の実機(フライトモデル)を、製作する前に機能試験などをおこなう実機とほぼ同等のエンジニアリングモデルを、2階の窓から見学しました。筑波宇宙センターでは、見学コースでの写真撮影は自由ですが、この2階の窓からの撮影は、内部で作業を行なっているため、フラッシュ撮影は禁止です。

     船内実験室      船内実験プラットフォーム     

次に、無重量環境試験棟で、宇宙飛行士の船外活動(EVA)の訓練のための、水の浮力を使って無重量状態を模擬した深さ10メートルのプールを見ました。
最後に、宇宙飛行士養成棟で、宇宙飛行士の基礎訓練を行うための施設を見学してから、バスで最初の広報・情報棟に戻り見学を終わります。広報エリアの売店では、お土産品として宇宙食、JAXAグッズ、切手等を販売しております。

  閉鎖環境適応訓練設備                   無重量環境試験大型プール

月周回衛星「かぐや」
「かぐや」(プロジェクトの概要)は月表面の元素組成、鉱物組成、地形、表面付近の地下構造、磁気異常、重力場の観測を全域にわたって行います。
・平成19年9月14日10時31分01秒(日本標準時)に、種子島宇宙センターから月周回衛星「かぐや(SELENE)」を搭載したH-IIAロケット13号機 (H-IIA・F13) を打ち上げ、打上げ後約45分34秒後に「かぐや」を分離に成功しました。
・10月4日6時20分に、月周回衛星「かぐや(SELENE)」の月周回軌道投入マヌーバ(LOI1)を行い、月周回軌道へ投入が成功しました。
・10月21日には、「かぐや(SELENE)」の主衛星を所定の軌道に投入し、月面観測のため三軸姿勢制御により観測機器を常に月面に向け周回する、定常制御モード移行運用を行いました。なお、12日に分離した、2つの子衛星のリレー衛星「おきな(OKINA)」およびVRAD衛星「おうな(OUNA)」の状態は正常です。

中国月探査衛星「嫦娥(じょうが)(月に住む仙女)1号」
・24日午後6時(日本時間同7時)5分ごろ、四川省の西昌衛星発射センターから、運搬ロケット「長征3号A」を使い月探査衛星「嫦娥」が打ち上げられた。
・北京航天飛行管制センターは25日午後5時55分、「嫦娥」軌道変更指令を実施し正常な稼動が確認された。

スペースシャトル打ち上げ成功
米航空宇宙局(NASA)のスペースシャトル・ディスカバリーが米東部時間23日午前11時38分(日本時間24日午前0時38分)、ケネディ宇宙センターから打ち上げられ、日本実験棟「きぼう」の建設(来年2月開始予定)に向けた準備が開始しました。
「きぼう」については来年2月、土井隆雄飛行士が部品1号である船内保管室をISSに設置する予定。4月に星出彰彦飛行士が乗るディスカバリーなど2回の飛行で完成させる計画の予定。

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