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2024 2/10の拝観報告2(清浄華院 涅槃会)

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写真は、表門。

イカヅチうどんを出ました。
本来はお店での行列を警戒しており、もうちょっと遅くなるかと思っていました。
意外に早く戴けたこと、また結構お腹が膨れたこともあり、
ちょっと自転車で戻ってみることに。

12:50頃にやって来たのが、京都御苑の東側にある清浄華院です。
アマ会の桜さんから2/1~2/15まで涅槃図が公開されていると伺ったので、この機会に来てみました。

表門を入って左手奥の御影堂(大殿)での公開。
ちゃんと現地にも案内が出ていました。
御影堂に入って左手に大きな涅槃図が掛かっていました。
海北友賢の作で、中央下に猫がいるのが特徴です。

また脇壇の泣不動尊も同時に御開帳されていました。
それらを拝見して、13:00頃にこちらを出ました。

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晴鴨楼

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写真は、1階の十號室。

晴鴨楼(せいこうろう)は川端五条にある江戸時代からの旅館です。
数寄屋建築が目を引きます。

アクセス
京阪電車の清水五条駅で下車します。
2番出口から地上に出て、そのまま五条通を直進します。
約25m先の最初の交差点(問屋町通)を右折します。
そこから約100m先(途中に半兵衛麸 本店を通過します)の右手に晴鴨楼があります。

宿泊施設ですが、宿泊者数に余裕がある場合は夕食を戴くことができます。
夕食は懐石のコースで15,000円から、2名以上です。

表門から入ります。
玄関を入ると左手にチェックインカウンター、正面に花頭窓のある待合、
左手と待合の右手に真っすぐ廊下があります。
待合は2間連続の洋間で、天井の外周は竹で折上げ中央は木の格天井になっていました。
正面の廊下を進みます。
途中右手に2階への階段があり、廊下が右クランクします。
廊下はクランクしたところで、屋内ですが石畳になります。
廊下は途中で5段下がり、右手に廊下が分かれまた5段上がります。
この下がった廊下の右手の奥に新館があるそうです。

階段を上がると廊下は左に折れ、この奥に旧茶室のお部屋があります。
中は4畳半+縁。
違い棚と床の間があり、床柱は桜の面皮付き。
床の間の中の上方の角には、亀甲竹が少し見えています。
鴨居は黒く太めの竹。
中は竿縁天井ですが、縁の方は化粧屋根です。
外には飛び石、灯篭に手水鉢が配されたお庭があり、腰掛待合も正面に見えました。

玄関に戻り、今度は左手の廊下を進みます。
廊下が小さな坪庭に突き当り、左手には太鼓橋に続いて石段があり、その上は手洗いになっていました。
廊下の突き当り右手が十號室です。
次の間を経て本間があります。
次の間の欄間は瓢箪、本間の欄間は竹の意匠。
違い棚、床の間があり、床柱は杉ですが、左は四角で右は丸太です。
鴨居は一周杉の丸太。
また天井の竿が波打つように一定間隔で削られており、きれいで手が込んでいます。
さらに変わっているのが縁が1畳分左で切れており、仕切られています。
仕切られた左手の方スペースには付書院(千鳥の引手)、格天井の1畳を経て、庭に迫り出すように1畳の空間があります。
書斎と呼んでいるそうで、造りつけの木のテーブルに花頭窓のような窓。
その窓には歪みのある古いガラスが入っていました。
このような仕様はこちらでしか見たことがないです。

次の間の反対には浴室がありますが、この左手にステンドグラスがあります。
これは最初の廊下の突き当りの坪庭の上の反対側になります。
浴室には高野槙の浴室があります。

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