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2024 1/28の拝観報告(菅大臣神社 月釜)

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写真は、小間 山蔭亭の内部。

日曜日です。
この日は本来何の予定もありませんでした。
朝食を終えて自室に戻って7:28に携帯を見ると、7:10着でアマ会のHitoさんから「今年の菅大臣神社の月釜の日程です」と日程連絡のメッセージが来ていました。

見たら1月はこの日。
じゃあ行こうかということで、7:28にメッセージを初見して8:15には菅大臣神社に着いていましたw
この辺の決断と行動の早さには、結構驚かれることが多いですw

臨時会費は700円と、このご時勢では格安ですw
中に入ると大広間が待合に。
この段階でお席は小間決定ですw

こちらは1席目が8:30なので、すぐに席入りでした。
さらに1席目は「席主さんと懇意なエライ先生来がち」の法則が的中し、お正客も回避出来ましたw
今回も10名でした。
お道具などはほぼ淡々斎で統一されていました。
お菓子は鶴屋吉信の常用饅頭なので、手で割って頂きました。
コロナ禍以降はしばらく現在待合の広間がお席だったので、小間は2016年以来でした。

9:05頃に席を出てきたら、情報を下さったHitoさんが2席目を待っておられました。
これほど即座に来るとは予想されていなかったかなw

この日はこれで帰宅しました。

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嵐山吉兆

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写真は、待幸亭の1室。

嵐山吉兆は嵐山にある一流料亭吉兆の本店です。

アクセス
京福電鉄の嵐山駅で下車し、改札を出て長辻通を左へ進みます。
約150mで橋が見えます。
これが渡月橋で北詰めになります。
橋を渡らずに川沿いに右折し、約300m進んだ右手に吉兆の表門があります。

食事
お昼にお邪魔しました。
完全予約制で2名以上から。
最低でも1人5万円からになります。

表門を入り砂利のアプローチを進みます。
右手に茶室と待合があります。
待合の男性用のトイレは織部焼できれいな緑色です。
先に進んだ奥の右手の柴折戸があり、この奥は離れの待幸亭(たいこうてい)です。
アプローチの突き当り左手が主屋の玄関になります。

玄関を入って、少し廊下を進んだ1番通り沿いのお部屋でした。
広い座敷で15畳+縁
夏でしたので床の間の掛け軸も鵜飼の鵜や焚火の設え。
脇床の天井は網代。
欄間は鹿の透かし彫りでした。
この広い座敷で2人で頂きました。
また2024/6/16のお茶会で伺ったときに、この手前に6畳ほどの鞘の間を挟んで10畳ほどのお部屋がもう1つあること。
15畳間の奥の階段を上った右手に、船底天井のお部屋があることが分かりました。

食事内容はリンクの下に写真がありますが、やはりすべてに手を抜かれていない感じでした。
お店の雰囲気、部屋の設え、係の方の対応、食材、調理、見せ方、出すタイミング、お皿、盛り付け。
料金もこれだけを妥協なく対応される対価なんだと実感しました。

クラウドファンディング見学会
2023年に離れの待幸亭を改修されるにあたって、広報の意味でクラウドファンディングをされました。
5万円のコースの返礼が、待幸亭の見学会でした。

玄関を入って砂利のアプローチを進んだ右手奥の柴折れ戸をくぐると、待幸亭の玄関があります。
3畳の玄関間がありますが、玄関の床には茶臼が埋め込まれています。
まずは左手へ。
こちらには6畳の次の間と10畳間の中広間があります。
10畳間の天井は格天井で、金地の流水紋。
釣り棚に床の間の壁面は遠州流の家紋である七宝柄の唐紙。
付書院の窓もよくみると火頭窓の意匠をわずかに感じさせます。
釘隠しは扇ですが、すべての意匠が異なっています。
縁に出ます。
真々庵から移築された書院でしたので、屋根を支える柱がなく上で釣りお庭を見やすくしています。
またお庭は苔と砂紋がきれいな白砂の枯山水ですが、庭の中央に創業者の湯木貞一が惚れ込んだ 九曜星の灯籠があります。

玄関から右手に進みます。
こちらは25畳+縁の大広間です。
最奥には床の間と付書院があり網代天井ですが、手前の方の天井は梁の巨木がむき出しになっています。
この手前の方は元々土間だったそうです。
お庭の中には井戸もあります。
そして庭の最奥にはお茶室に通じる中潜がありました。


 
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