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2024 1/25の拝観報告5 最終(京都 和樂 築250年の武家屋敷で書家・清高院月蓮氏に学ぶ書道と水墨画 −道着に身を包んで−)

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写真は、私邸の広間。

13:40頃に三条商店街のsweets cafe KYOTO KEIZOを出て南下します。
蛸薬師通へ西進し、13:50頃にやってきたのが和楽です。
こちらは築250年の武家屋敷を使用して、通常は外国人相手に侍体験をしておられます。
今回はこちらでOtonamiの「京都 和樂 築250年の武家屋敷で書家・清高院月蓮氏に学ぶ書道と水墨画 −道着に身を包んで−」に申し込みました。
今回は2名で、参加費は8,000円でした。

まず表門から中に入ると、早速前庭で海外の方が剣術の体験をしておられました。
その前を通過して中へ。
こちらの武家屋敷は元は幕府の役人の邸宅で、中央に通り庭がありそれを挟んで左手が私邸、右手が公邸だそうです。
今回はその私邸の広間での体験でした。

体験はまず墨を擦るところから。
墨を擦るのなんて、小学校以来ですw
そしてまずは書道から。
運筆から丁寧に教えてくださいます。
たぶん小学校の時も基本は先生が教えておられたんでしょうけれど、全く聞いていなかったので(笑)いい勉強になりましたし、それなりの字が書けました。

さらに続いて水墨画の練習。
薄い墨汁を筆に付け、その先だけに濃い墨をつけて書く先端濃墨の練習。
最低限の技術を習って、僕は色紙に海老の画を描きました。
なかなか先端濃墨の技術が難しいですね。

体験は16:30頃に終わりましたが、和楽の方と話していると「もう少しであちらの体験が終わるので、その後なら公邸の方も観れますよ」ということでしたので、もちろん待つことにしましたw

10分ほど待つとあちらも終わったので、中を拝見しました。
8畳間が3つと、それに並行して廊下の鞘の間がありました。
各部屋を仕切っても個々に出入り出来るような構造なんでしょうね。 

17:15 頃にこちらを出て、この日は帰宅しました。

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平安郷2 光琳乾山忌茶会

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写真は、中の茶屋の寄付。

尾形光琳の命日である6/2と翌日の6/3に毎年、平安郷で光琳乾山忌茶会が開催されます。
MOA美術館の主催で副席を毎年担当、本席は毎年いずれかの美術館が担当されます。
このお茶会は各美術館が所有するお道具を出されます。
よってお点前よりも、お道具の観賞会の要素が強いです。
いいお道具なので実際に使えないことも多く、お点前はなく2023年は本席も点出しでした。
各美術館のいいお道具を拝見する感覚で行かれるといいでしょう。

お茶会の詳細が分からなければ、3月ぐらいにMOA美術館に問い合わせれば郵送してくれます。
毎年6/2と6/3で、申し込み時にどちらかのAMかPMかを指定します。
会費は25,000円で、本席、副席と点心席があります。

平安郷の表門の右手に駐車場があるので、同日そちらに駐車可能です。
そして表門には入らず、きぬかけの道を渡って背後の側道を進みます。
約70m先の右手に研修センターがあるので、そちらで受付をします。
着くとまず受付の整理券をくれます。
席は9:30~ですが、受付は8:45頃から整理券順に始まります。
受付をしたらすぐにジャンボタクシーに乗って平安郷内に入り、まずは本席のある中の茶屋(池畔亭)へ1席12名で参ります。
なので1席目は9時過ぎにはスタートになります。
広沢池畔にある中の茶屋に入ると3畳の寄付があり、そちら床の間のお軸の説明があります。
基本お道具がメインなので、お道具があればほぼ説明があります。
そして左手へ進み広い縁の待合へ。
広沢の池を見ながら、こちらで主菓子を頂きます。
そして庭に出て、奥の小間に躙口から入ります。
4畳半の小間で、2023年は先代の直入さんがお道具について説明して下さいました。
そして茶道口から廊下を進み、9畳の広間に入ります。
こちらで当代16代目の樂吉左衛門さんのお話を聞きながら、濃茶を点出しで頂きました。
ちなみに正客はのんかう、次客は直入さん、三客は当代のお茶碗で頂け、頂いた後は手に取って拝見出来ました。
そして隣の6畳間には箱書きがあり、最後は最初の3畳の寄付に戻ります。

ここで本席は終了で、またジャンボタクシーで移動します。
次は広い庭園の奥にある上の茶屋(春遊亭)です。
こちらは最初に軒先からガラス張りの10畳の立礼席でお菓子とお薄を頂きます。
ガラス張りで広い庭が一望出来ます。
こちらの床の間の説明の後、隣の8畳間に入ります。
この広間でMOA美術館が設えたお道具の説明があります。
こちらは観賞と説明だけ。
そしてまたジャンボタクシーに乗り、研修センターに戻ります。
1席目だと10:40頃には戻って来れました。

研修センターに戻ると、奥の食堂に案内され嵐山吉兆の点心を頂きます。
1席目だと各席の待ち時間もなく、11時過ぎには終わりました。

2024年はコロナ前の3席で28,000円。
この回からスタート時間が先方から指定されるようになりました。
3席目は研修センターの奥にある下の茶屋です。
点心席の奥の別棟にある近代建築の数寄屋。
大広間で簡易のお点前がありました。
外の露地庭園が広いです。


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