鳩山方便はマスコミのでっちあげ





新聞は「方便発言また釈明」という見出しで、あたかも鳩山氏の発言に変化があるような印象を持たせているが、「普天間の海兵隊ヘリ部隊の役割は決して敵を襲うものではなく、(当初f)それを抑止力と言い切るのは無理があると思った。しかし、地上部隊とヘリ部隊は密接で離せない米側の理屈、さらに空軍、海軍、海兵隊パッケージ全体が抑止力だとの言われ方をすると、なるほどと(考えた)」という考えはインタビューの時にもはっきりと述べている。だから、鳩山氏の言動が変化したわけではない。ところが新聞は鳩山氏の発言が変化したような印象を与えている。

横の記事では、鳩山氏が県外移設を断念するいきさつを書いている。鳩山氏が真剣に県外移設を目指していたことが窺える。しかし、小泉首相時代に県外移設を目指して自衛隊幹部に調査させた結果「総論賛成各論反対」のために県外移設は無理であるという結論に至った経過の調査資料を検討しなかった。調査資料を検討すれば県外移設が不可能であることを知り、あれほどの大騒動になることは防げたはずだ。
岡本氏は小泉首相の顧問であり、辺野古案を推進した人物だから、県外移設が無理であることを熟知している人物である。

鳩山氏のインタビューで県外移設は無理であるということが分かる。ところが新聞は、県外移設が実現できなかったのは、官僚や閣僚に見放された性だと締めくくっている。まるで官僚や閣僚が団結して県外移設を検討すれば実現できたかのように書いているが、新聞自体が客観的な意見を持っていないことが明確である。地元の新聞だから県外移設が無理であるということは口が裂けても言えないのだ。

新聞よりひどいのが三市町長である。金武義武町長は尖閣諸島の領海が中国漁民に占領されていた事実があり、北朝鮮の韓国攻撃、ミサイルが日本上空を飛ばしたりした事実があるのに、尖閣問題や北朝鮮問題の現実に起こっている危険性を概念的な抑止力と認識しているのにはあきれる。金武義武町長にとって尖閣問題も北朝鮮問題も他人ごとなのだ。
宜野湾安里市長も沖縄の基地には抑止力はないと認識している。

戦後65年間、アジアでは唯一日本・沖縄だけは内乱も戦争もなかった。それはアメリカ軍が駐留していたからだ。アメリカ軍の戦後日本でやってきたことを軽く見ているということは、沖縄の歴史そのものを客観的に認識していないということだ。

三市町長の浅い認識は野党時代の鳩山氏と同じだ。もし三人が首相になったときは鳩山氏と同じパターンをたどるだろうな。






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