左翼の巧みな言葉によるマインドコントロール②基地建設が大浦湾を埋める

左翼の巧みな言葉によるマインドコントロール②基地建設が大浦湾を埋める
2015年に出版した「捻じ曲げられた辺野古の真実」の文章である。

琉球新報に掲載された元自民党県連会長外間盛善氏の意見である。
「世界一危険と言われた普天間飛行場を一日も早く移設しないといけない、そのためには人の少ないやんばるへ持っていこうと日米両政府は考えたかもしれないが、私は憤まんやるかたない。仲井真知事も両政府には従わざるを得ないと埋め立てを承認されたのだろうが、このことについては県民は納得していないと思う」
「大浦湾は海と山の自然景観のバランスが本当に優れた場所だ。しかもジュゴンやウミガメもいる。きれいな海にしか回遊しないといわれるジュゴンが来る海は沖縄にもなかなかない。『ああ松島や』と歌われた松島湾(宮城県)にも負けないほど景観が豊かだ」
「松島を埋めるのと同じという意味か」という記者の質問に外間氏は「そうだ」と答えている。外間氏は大浦湾のほとんどを埋めると思いこんでいるのだ。外間氏が辺野古埋め立てに興味がなく、真剣になって辺野古埋め立てについて調べていないから、「松島を埋めるのと同じだ」と自分の無知ぶりをさらけ出すのだ。そして、革新を応援してしまうのだ。
辺野古基地埋め立ては辺野古崎の沿岸部であり、大浦湾は埋めない。それに大浦湾にジュゴンが棲んているのでもない。そんなことさえ知らないのが自民党の大御所である。外間氏は辺野古については沖縄二紙の報道を鵜呑みにしている。情けないことであるがこれが自民党県連の実態である。
 自民党県連は辺野古問題については革新の主張に押され、革新に同調する傾向にある。
 「米軍基地は経済発展の阻害要因である」「米軍基地があるから戦争が起こると沖縄は攻撃される」「米軍基地は沖縄に集中している」「沖縄は本土の犠牲になっている」等々、辺野古だけでなく革新や革新系学者や沖縄二紙が作り上げた沖縄の嘘に惑わされているのが自民党県連である。沖縄問題を真剣に追及していないから惑わされているのである。
   「捻じ曲げられた辺野古の真実」
自民党は左翼の巧みな嘘によってマインドコントロールされていたのである。自民党がそうなのだから県民がマインドコントロールされたのは仕方のないことだ。
県民のマインドコントロールを解いたのは自民党ではない。現実に行われた辺野古飛行場建設工事である。
辺野古は護岸工事を進めている。護岸工事というのは埋め立てする時に土砂が外海に流出しないように周囲をコンクリートの壁で囲む工事である。


 工事進行の様子を示す報道では連日壁をつくっている写真が載っている。このような写真を見れば埋め立てる時に土砂が外海に出ることはないことが分かる。護岸工事のニュースを見る度に土砂で大浦湾が埋められることも汚染されることもないことを県民は知ったのである。
 ボーリング調査も始まっていない頃は自民党も県民も大浦湾が土砂で埋められるという嘘にマインドコントロールされていた。

 護岸工事が進んでいくと大浦湾が汚染されるというのは嘘であることが分かってきた。汚染されることを信じた辺野古飛行場建設に反対した名護市民は4年前の名護市長選では辺野古移設反対派の稲嶺進氏に投票しただろう。しかし、護岸工事が進んだ今年の名護市長選では大浦湾が汚染されるということが嘘であることが分かり渡具知武豊氏に投票しただろう。渡具知氏が名護市長選に大勝したが、その原因のひとつに辺野古飛行場建設の護岸工事があったのである。

 翁長知事が当選した4年前から嘘によるマインドコントロールで辺野古移設反対運動は盛り上がった。しかし、キャンプ・シュワブでの過激な反対運動や翁長知事の承認取り消しの最高裁での敗北で次第に辺野古移設反対運動は下火になっていった。そして、辺野古護岸工事で大浦湾が土砂で汚染されるという嘘がばれ、名護市長選で辺野古移設反対派は大敗北をした。

 8月18日から土砂の埋め立て工事が始まる。土砂で大浦湾が汚染されないことがますます明らかになるだろう。
 大浦湾が汚染されると言いふらしていたキュンプ・シュワブの反対派は最近は一言も言わなくなった。現実の前では嘘は通用しないものである。
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