波と狛のつれづれ日記

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絶対に寝てはならぬ、映画「メアリと魔女の花」

2017-08-05 01:09:44 | 映画情報
こんばんは、白黒茶々です。
先月の8日から、米林宏昌監督が手掛けた映画「メアリと魔女の花」が公開されましたね。 米林氏といえば、スタジオジブリで「借りぐらしのアリエッティ」「思い出のマーニー」を制作&担当し、それらの作品は「メアリと魔女の花」の公開が始まる直前には、テレビのロードショーとしても放送されました。 しかし、宮崎駿氏の長編アニメの引退宣言によって、スタジオジブリのその部門は解散。米林氏はジブリを去ることとなりました。それでも彼のアニメ映画への想いは強く、独立して新たにスタジオポノックを立ち上げ、そこでこの作品を作ったのです。 なので、「メアリと魔女の花」はジブリ作品ではないのですけど、ジブリの流れを受け継いだものとなっております。



実は私は「借りぐらしのアリエッティ(以下『アリエッティ』)」も「思い出のマーニー(以下『マーニー』)」も直接映画館まで観に行ったので、「メアリと魔女の花(以下『メアリ』)」もかなりそのつもりでいました。 いずれの作品もイギリスの児童文学がもととなっていて、「アリエッティ」は小人、「マーニー」は幽体だったのですけど、「メアリ」は魔女の話なのでしょうか?なんか、ほうきに乗って黒猫を随えているようですし。その作品の公開が始まる前は、私は予告編などを観て士気を高めていました。………って、この時点ですでに観る気満々ではありませんか



その手の映画情報もよかったのですけど、その映画に協賛しているJA共済のCMで、営業担当の女性の脳裏にフラッシュバックする「メアリ」の名場面や、明治乳業のCMで、同メーカーのパルム(アイス)をメアリが美味しそうに頬張るシーンを観て、決意が固まりました。そうだ「メアリ」を観に行こう



そうと決まったら、今度は観に行く日ですけど、やはり効率よくいきたいので、今回は仕事を終えたあとの平日の夜にします。 しかし、その時間帯は上映中でも疲れて寝てしまう恐れがあるので、私は今まで以上に慎重にいきました。「この日にする」と決めた当日の仕事が多忙で、「これは確実に寝てしまう」ということで、その翌日に急遽予定を変更したりして。ということで、「今日こそは大丈夫」と確信した7月21日(金)の夜に「メアリと魔女の花」の映画鑑賞を決行することにしました。 そうそう、ここで晃ちゃと銀ちゃが並んでいるのは、「メアリ」のなかに黒猫と銀猫に近いグレー色の猫が出てくると聞いたからですよ。



………ということで、やって来ましたよ 隣町にあるユナイテッドシネマ豊橋18に。 こちらの映画館に来るのは、3月の「ひるね姫~知らないワタシの物語~」以来ということになりますね。それから、20時以降のレイトショーは1100円の格安料金だけではなく、その時間帯は空いていてゆったりと観ることもできるのですよ。



せっかくなので、本命の上映が始まる前に、予告編というか、これから公開が始まる作品をいくつか紹介させていただきます。 まずは「関ヶ原」です。司馬遼太郎氏の小説を実写化させたもので、石田三成を岡田准一さん、徳川家康を役所広司さんが演じ、さらに有村架純さんが三成を守る忍び・初芽なる者をやることに。関ヶ原の戦いを広大なスケールで展開させつつも、その裏であった策略や陰謀、愛と正義を三成側の立場から描いているそうです。 この映画を観たら、また関ヶ原古戦場を訪れたくなりそうですね。もちろん、ココカフェさんも一緒に。 映画「関ヶ原」は、8月26日から公開されます。



続いて、私が顔を突っ込んでいるのは、CGアニメの「フェリシーと夢のトウシューズ」の書き割りにございます。19世紀末のフランスで、身寄りがなくて施設で育ったフェリシーは、踊ることが大好きな女の子。 パリ・オペラ座でエトワールとして踊るという夢を持っている彼女は、幼馴染みのヴィクターと一緒に施設を抜け出し、パリにやって来ました。そこから彼女の奮闘が始まるのですけど、果たしてフェリシーはバレリーナとなってオペラ座の舞台に立つことができるのでしょうか?フェリシーが試練を乗り越え、頑張っていく姿にグッときそうですね。 ちなみにこちらの作品は、8月12日に公開される予定です。



あともう1作品、いいでしょうか?私は原作を読んだことがなくてよく知らないのですけど、書き割りの指示に従って写真を撮ってみたら、囚われの身みたいになっていました。 この映画のタイトルはズバリ「ジョジョの奇妙な冒険・ダイヤモンドは砕けない第1章」。週刊少年ジャンプの大人気漫画を、実写映画化したものです。スタンドと呼ばれる特殊能力を持つ東方仗助(山崎賢人)が住む、海沿いの美しい町の杜王町では、変死事件などの奇妙な出来事が次々と起きていました。触れるだけで他人のケガや壊れたものをなおすというスタンドを持っている仗助は、これらに太刀打ちできるのでしょうか?実写化は不可能と言われてきた作品だけに、その仕上がりも気になりますよね?映画「ジョジョの奇妙な冒険・ダイヤモンドは砕けない第1章」は8月4日から公開が始まっているので、気になる方はぜひ映画館でお確かめくださいませ。



そうしているうちに「ノーモア 映画泥棒」が出てきたので、いよいよ本編が始まるのかー ………と思いきや、最近はそのあとにもまだ予告編が続いたりするのですよね。 それでも、お待ちかねの「メアリ」の登場まであと少し。とても楽しみにしています。

※それから約2時間後に、映画館をあとにする白黒茶々さんの姿がありました。しかし、なぜか観終わったあとの爽快感とはかけ離れた、沈んだ表情をしています。「メアリと魔女の花」があまりにたも期待外れだったのでしょうか?(編集部注)
「あれほど居眠りに気を付けていたのに、始まってすぐに意識が朦朧としてきて、断片的にしか覚えていない」 これでは家族に映画の内容を説明することも、箔波日記に映画レポートを書くこともできません。 一部の記憶と買ってきたパンフレットの内容から、いい作品だということはわかるのですけど………
こうなったら、もう1回観に行こう
私は今までに、同じ映画を2回も観たことはなかったので、「メアリ」が初めてということになります。とにかく、「メアリ」は「途中で寝てしまってほとんど覚えていない」で片付けるのには、あまりにも惜しい作品なのですよ。



………ということで、またしてもやって来ましたよ ユナイテッドシネマ豊橋18に。2回目は、あの夢上映から9日後となる7月30日(日)の朝に行くことにしました。さすがにこの日のこの時間帯は、夏休みということもあって賑わっていますね。
さらに9日経っただけで、「メアリ」は収容人数が前回よりやや少なめのスクリーンに移動していて、本編が始まる前の予告編も微妙に変わっていました。 とにかく、前置きはこのくらいにしておいて、いよいよ「メアリと魔女の花」の確信に迫りますよ



映画はいきなり緊迫した場面から始まりました。 燃え盛る研究施設のようなところから、赤毛の謎の魔女(名前はまだ明かせません、声・間島ひかり)が花の種を盗みだし、ほうきに乗って逃走、いや、逃飛?魔法界の追っ手を振りきっていったのですけど、森の中に墜落し花の種も落としてしまいました。



場面は変わって、田舎の赤い館で、退屈そうにしているクセ毛の赤い髪の少女がいました。 彼女の名前はメアリ・スミス(杉咲花)。両親に先立って、大叔母シャーロット(大竹しのぶ)のその家に引っ越してきたのですけど、彼女は不器用で荷物を片付けようとすればするほど散らかってしまうのですよ。 さらに、お手伝いさんのバンクス(渡辺えり)の手助けをしようとしたら、コップを落としてしまい、庭師のゼベディ(遠藤憲一)を手伝うつもりが、かえって仕事を増やしてしまい。



ヒゲめがねを思わせるような風貌のゼベディさん。メアリは彼に「子供と猫は庭仕事には向かない」とまで言われてしまいました。



そのようなところにやって来たのは、赤い館村に住むピーター(神木隆之介)。 彼は当初、メアリのことを「赤毛のサル」とからかうのですけど、実は家の手伝いを進んでする好少年で、この物語では重要な人物となります。



そのあと、メアリが外で弁当を食べていたら、彼女の目の前に黒猫のティブが現れました。 メアリはティブにいろいろと話しかけるのですけど、ティブはすぐにその場から立ち去ってしまいました。また、外見はそっくりなのに、グレーの猫のギブも出てきて、ごっちゃになることも。「まだ話の途中なのに」メアリがそのあとを必死に追っていったら、ティブは森の中に入っていきました。そこで彼女が見たものは………



今までに見たこともないほどの、蒼く輝く花でした。 メアリはその花を摘んで、ゼベディさんに見せました。そうしたら「これは夜間飛行じゃないか。魔女の花とも呼ばれていて、不思議な力を持つともいう。ワシも本物を見るのは初めてだ」庭師だけあって、植物には詳しいですね。 さらに、その花は7年に1度しか咲かないそうです。



その魔女の花の汁が付いた手で、メアリが森で見付けたほうきを握ったら、不思議なことが起こったのです なんと、そのほうき(彼女はそのほうきのことを『ほうき君』と呼んでいました)が意思を持って、メアリを乗せて飛び立っていったのでした。 もちろん、ティブも付いていきましたよ。「ちょっと、どこに行くの?」魔女の花の汁が手に付いたら、一夜のみ魔女になれるのでした。余談になりますけど、この花がブルーベリーに似ているのは、ブルーベリーアイでお馴染みのわかさ生活が、この作品に協賛しているからでしょうか?



ほうき君に導かれて、彼女たちが行き着いたのは、魔法界のなかにあるエンドア大学 そこで最初に行き逢ったのは………



ほうき小屋の番人のフラナガン(佐藤二朗)でした。私は猫だと思うのですけど、ネズミともアライグマとも言われているようですね。 「最近の若いものは、ほうきの扱いがなっとらん」彼はけっこう口うるさいのですけど、今後はいろんな場面で登場して、メアリたちを手助けすることになります。
「お前さんは、エンドア大学の新入生かい?そうだったら、早く校長のところに行きなさい」それから、その大学には「不法侵入者は動物変身の刑に処する」という校則があるといいます。 フラナガンに促され、エンドア大学に入っていくメアリ。そんな彼女の前に現れたのは………



噴水がいきなり噴き出し、このような姿に 校長のマダム・マンブルチューク(天海祐希)が噴水を使って、インパクトありありの登場をしたのでした。



さらに、大学で研究に没頭しているドクター・デイ(小日向文世)とも行き逢うことに。 魔女の花を手にしてから、メアリは自動的にというか、なりゆきまかせでここまで来てしまいました。そんな彼女のことを、マダムとドクターは優秀な魔女の新入生と勘違いし、優遇することに。 後戻りできなくなったメアリは、彼らに口から出まかせのウソをつくのですけど、そのことが大切な人を巻き込む大事件を起こすことに………



ここから物語はジェットコースター的な展開となり、目を離せないのですけど、私は最初に観に行ったときには、すでにこの時点で舟をこいでいました。 とはいっても、ハラハラドキドキなだけではなく………



魔法でカエルのような姿に変えられていても、ティブにはそれがギブだとわかっていて、嬉しそうに寄り添う姿に、私は思わずウルっときてしまいました。 それから、ほうき君が折れて、メアリの心も折れそうになるシーンも泣けましたよ。



上映が始まってから約2時間後には、今度は満足そうに映画館をあとにする私の姿がありました。 「メアリと魔女の花」はいいテンポで物語が展開していき、個性的な登場人物にも共感することができ、全体的に楽しく観ることができました。さらには、ジブリから受け継いだ絵もきれいで、かなり引き込まれます。それに、どんな困難なことが待ち受けていても立ち向かっていくメアリや、相手を思いやるピーターの姿にもグッときました。あと、SEKAI NO OWARIが歌う、主題歌の「RAIN」もいい曲で、この映画にも合っていますし。 私としては、米林監督の3作品のなかでは「メアリ」が最も気に入りました。 映画「メアリと魔女の花」が気になる方は、まだ間に合うので映画館まで足をお運びください。ただし、上映中に居眠りをしないように、お気を付けくださいませ。


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2 コメント

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Unknown (王子)
2017-08-05 23:36:34
茶々さん、こんばんは。

本当に暑いですねー( ̄д ̄)
やはりこの暑さから逃れるにはシネマしかありませんね!
新聞の公開映画欄を見ながら何を観ようかな~って考えていましたが、メアリ観たくなりました!
ありがとうございます(*'▽')
そして、見ましたよーワンダフルスタイル!!箔くん波ちゃん
可愛く載っていますネ!みんなにこの子達お友達だよーって教えちゃいました(*^^)vいつか王ちゃま達も応募しよっと♪
返信する
王子さん♪ (白黒茶々)
2017-08-07 08:15:51
王子さん、こんばんは~
映画館は空調が効いていて快適で、つい居眠りしてしまうぐらいです。
「メアリ」の映画、私からもオススメですよ 見たあとの爽快感と満足度は高いので、ぜひ観に行ってお確かめくださいませ

「ワンダフルスタイル」に、箔と波が載っているのですか そういえば、少し前に投稿したのですけど、DOG!フェスタの特集記事を除けば、彼らは初登場ということになります。 そのことを皆さんにも伝えてくださり、ありがとうございます。
王子君もぜひ、「ワンダフルスタイル」デビューしてみてくださいませ。
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