波と狛のつれづれ日記

日本スピッツ波と狛と、ときどき箔

盛りだくさんの応声教院

2020-04-11 02:46:56 | お出かけ

こんばんは、白黒茶々です。

3月20日の名所旧跡めぐりの話はもう少し続きます。 その第3弾となる今回は、私はお城から離れて寺院に走りました。 もちろん、そちらにはにもお付き合いしてもらいました。 そのような勢いで、私たちが向かったところは………

菊川市の郊外にある、応声教院(おうしょうきょういん)というお寺でした。 石段を登ったところに構えられている立派な朱塗りの山門は、2代将軍徳川秀忠が母の菩提を弔うために寛永3年(1628年)に静岡市に創建した宝台院にありました。大正7年(1918年)に現在地に移築され、現在は国の重要文化財に指定されています。

その門の両脇を、お寺の檀家が寄進したカエルの石像が固めているのですけど、なんか洒落が効いていますね。

さらにその近くには、こちらも檀家からの寄進ですけど、掃き掃除をする小坊主の石像がありました。

それから山門の正面奥には、本堂が構えられていました。 こちらのお寺は、今から1100年ほど前の斉衡2年(855年)に、比叡山の法主慈覚大師文徳天皇の勅願所として創建しました。 その頃の宗派は天台宗で、お寺の名前は天岳院でした。その後の嘉応元年(1169年)に、比叡山の皇円阿闍梨(こうえんあじゃり)が宿にしていたこともありました。 彼は弥勒菩薩の出世を待って、その教えを受けようとして、御前崎市の桜ヶ池に身を投じた人物でもあります。さらに彼の弟子の法然上人が浄土宗を開宗し、歯吹阿弥陀如来を安置したことから、こちらのお寺の宗派は浄土宗、名前は応声教院と改められました。

その境内には、1対のシャチホコが据えられていました。 これはいったい……… 説明書きによると、これらのシャチホコは本堂が建てられる前まであった仮本堂の屋根を飾っていたそうです。

本堂の手前に、大きな樽のようなお堂があることに気付かれた方はいらっしゃるでしょうか? しかも、その脇には………

ひと昔前の日本酒のCMを思わせるような、ちょっとエッチな女河童の像がありますね。 それと、その隣の赤い前かけをした地蔵は、くまさんでしょうか?なんかカワイイです。 それよりも、樽のお堂の中身が気になるという皆さんに代わって、私が覗いてきます。 そうしたら、そこには………

呑兵衛(のんべえ)地蔵尊なるものが祀られていました。 確かに、姿かたちからして呑んだくれていますね。
このお地蔵様は焼津市出身のある娘さんが寄進したもので、こよなくお酒を愛しながらもこの世を去った父親を慕い、亡父と同じようにして故人となった多くの呑兵衛を供養するために、お地蔵様の建立を一念発起 3年目にして大願成就し、昭和51年(1976年)11月に開眼供養がおこなわれたそうです。

さらにその近くには、さざれ石が。 「君が代」の歌詞にも出てくるさざれ石は、いくつもの小さな石が集まって1つの大きな石になろうとしているもので、パワースポットにもなっているそうです。 システムとしては、「ドラゴンボール」の元気玉と一緒ですね。

それだけではなく、池に向かって放尿する小便小僧ならぬ小便小坊主なるものも造られていました。 それにしても、この小坊主さんの膀胱は無尽蔵ですね。以前はカエルの頭にシューティングしていたのですけど、参拝者から「あんまりだ」という声でもあったのでしょうか?カエルは絶対に当たらない位置に移されていました。「蛙の面に小便」と刻まれた文面が虚しいです。

あとお寺の裏側には、水子供養地蔵尊なるものが鎮座していて、その真ん前には100円を投入すると木魚を叩きながら般若心経を唱えるロボット和尚があったのですけど……… 見当たりませんね。 それは「ナニコレ珍百景」でも紹介され、インパクトありありだったので、またネタに、いや、皆さまにも広めたかったのに………

しばらく探していたら、こんなところにありました。 どうやら、もう壊れ……… いや、僧侶の職から引退してしまったみたいですね。 それでも「あの人は今」的な、現在の姿を見ることができてよかったです。ロボット和尚さん、長い間ありがたい(?)お経を唱えてきてくださり、ありがとうございました。
3月20日の休日出張シリーズは、次回をもって終了となります。 今まではお城や珍コレクション的なお寺など、波と狛には私が好むところに付き合わせてきてしまいましたけど、実は締めの場として彼女らが喜びそうなところを用意していたのですよ。 果たしてその実態は……… 次回の日記までお待ちくださいませ


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4 コメント

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ワンちゃんOKですか? (koo)
2021-07-24 09:32:34
はじめまして。

応声教院さんに行きたいと思っていたのですが

ワンちゃんはどこまで入れましたか?

境内なら大体入っても大丈夫ですかね。

よろしかったら教えて下さい!
返信する
kooさん♪ (白黒茶々)
2021-07-26 10:07:59
kooさん、こんにちは。
コメントをくださり、ありがとうございます。
応声教院は、私たちが昨年の4月に訪れたときにはワンコ禁止の立て札のようなものはなく、お寺の方もいなかったので、境内を自由に歩かせていただきました。

リードを持ち、糞尿の処理を怠らなければ大丈夫だと思います。
返信する
ありがとうございます (ジャックぽんパパ(koo))
2021-07-27 19:20:14
お返事ありがとうございます!

実は先日の日曜日に我慢できず行ってきてしまいました^^;

かなり暑かったので愛犬を連れて行くのは止めておきました。

またこちらのお寺に行ってみたいので、次は愛犬も連れて行こうと思います!

僕は最近、お寺巡りが趣味になっています。

愛犬と色々なお寺に行ってみたいので、また情報があったら記事にしてくださいね!

楽しみにしています(^^)/
返信する
ジャックぽんパパさん♪ (白黒茶々)
2021-07-29 12:12:02
こんにちは。
応声教院さんに行かれたのですね。
その境内にはインパクトありありの造形物などがあって、楽しめたと思います。

そのようなお寺には、ワンコとも一緒に行きたくなりますよね。これからも、オススメできるようなところを探していきたいです。
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