こんばんは、白黒茶々です。
国民的人気漫画の「ONE PIECE(ワンピース)」の単行本の発行部数が、このほど全世界で5億冊を突破し、ギネス記録となりました。 「ONE PIECE」は尾田栄一郎先生が原作の漫画で、ざっくり言うと主人公のモンキー・D・ルフィが海賊王になるために仲間を集めながら「ONE PIECE」というお宝を探す冒険に出る話です。 海賊とはいっても、暴行や略奪のようなことはしないで、むしろ弱きを助け強きをくじく浪花節みたいなところもあるのですよ。 いや、人助けのための暴力というか、闘いはあるのですけど。 とにかく、そのような要素も手伝って、人気が上がってきました。
その「ONE PIECE」が映画化され、8月6日から公開されているのですよ そのタイトルはズバリ「FILM RED(フィルムレッド)」にございます。 「ONE PIECE」の映画は3年の周期で作られていて、前作の「STAMPEDE(スタンピード)」で監修をしていた尾田先生が、最新作では総合プロデューサーを務めたそうです。 それだけでも期待できるのですけど、新キャラクターのウタという少女のことも気になりますね。 3年前は家族全員で観に行ったのですけど、最近は箔母さんとたつぴの「ONE PIECE」熱は冷めつつあり、最新作にはあまり関心がないみたいです。 それでも私だけは盛り上がり、1人だけでも行くつもりでいました。
………という流れで、やって来ましたよ 県境を越えた愛知県豊橋市にある、ユナイテッドシネマ豊橋18に。 私がこちらに来るのは、映画「ゆるキャン△」の時以来で、1ヶ月と10日ぶりとなります。 前回は駐車場も映画館も溢れていて大変だったこともあって警戒していたのですけど、今回は余裕をもって入ることができました。 300人収容のスクリーンに、50人ってトコでしょうか。
いきなり本編に突入するのもナンなので、いつものごとくその前に流れる予告編を観るような感じで、近々公開される作品を紹介いたします。
まずは「ハウ」です。 ワンコを飼っている身としては、このような作品と犬種が気になるのですけど、ハウはゴールデンレトリバーとプードルを組み合わせたゴールデンドゥードルというMIX犬とのことです。
保護犬のハウとちょっと気弱な青年の民夫(田中圭)は運命的に出逢い、一緒に幸せな時間を過ごしていました。 予告編には「ずっと一緒にいられると思っていた」というフレーズがあったので、私はてっきりハウが病気とかで死ぬのでは?と考えてしまいました。 いや、ハウは民夫の前から突然姿を消したのです。 そんなハウのことを、民夫はあらゆる手を尽くして探しました。 一方のハウは、ひょんなことから青森に飛ばされ、悩みや孤独、悲しみを抱えた人たちを癒しながら、民夫のいる横浜を目指す旅をしていたのでした。 果たして、彼らは再会できるのでしょうか? そして、意外な結末が待っているというのですけど………
ワンコ映画には当たりハズレがあって、欲張って話を感動悲話にしようとして台無しにしてしまうことも、過去に多々ありました。 それでも、ワンコの演技力が素晴らしかったら、帳消しにしてしまうのですよね。 この映画「ハウ」は、8月19日から公開されています。
もう1作は、「漂流団地ともお」じゃなくて「雨を告げる漂流団地」であります。 私は「団地」ときたら、どうしてもともおを付けたくなるのですよ。「団地ともお」は小田扉さん原作の漫画で、平成25年(2013年)にはアニメ化もされて……… って、今は「漂流団地」の話をしていたのですよね。
幼馴染みの航祐(声・田村睦心)と夏芽(瀬戸麻沙美)は小学6年生になったあたりで、ギクシャクした間柄となりました。 夏休みのある日、航祐はクラスメイトとともに、取り壊しが進みつつある、かつて夏芽と住んでいた団地に忍び込みました。 そこで偶然夏芽と遭遇するのですけど、彼女から「のっぽ」なる謎の少年の存在を聞かされることに。 すると突然不思議な現象に巻き込まれ、気付いたらまわりは一面の大海原となっていたのです 彼らを乗せた団地は、謎の海を漂流して……… そんな困難に立ち向かう航祐たち。 果たして、彼らはもとの世界に戻ることができるのでしょうか?
話の流れを無視してともおが出てくることはなさそうなのですけど、映画「雨を告げる漂流団地」は9月16日から航海ならぬ公開されます。
そうしているうちに、例の「ノーモア映画泥棒」の注意喚起の映像が流され、スクリーンがさらに暗くなって、いよいよ映画ONE PIECE「FILM RED」の本編が上映される態勢に入りました。
音楽で栄えた国・エレジア。 世界で最も愛されている歌姫・ウタがその地で初めてのライブを開くことになりました。 「私は、歌でみんなを幸せにしたい」という彼女。 その会場には何万人ものファンとともに、ルフィが率いる麦わらの一味も訪れていました。 さらに、ウタを狙って色めき立つ海賊たちや、海軍の姿も。
ウタは圧倒的な歌声と華やかな演出で観客を魅了したのですけど、その姿を見たルフィは思わずそのステージに乗り込み、こう言いました。 「お前、ウタだろ?」なんと彼女は、ルフィが子供の頃からよく知るシャンクスの娘だったのです 2人は再会を喜んだのですけど、ルフィが海賊になったことを知ったら、ウタの表情が曇り、なんと「海賊をやめなよ」と言い出したのです
盛り上がっているハズのライブ会場では、次々と奇妙なことが起こりました。 ウタの不思議な能力によって、食べ物など観客が喜ぶようなものが次々と出されたのですけど、その一方で彼女の邪魔をする者は、五線譜に貼り付けられ拘束されてしまいます。
「平和で自由な新時代で、ずっと一緒に楽しく過ごそうね 」と言いながらも、実はウタはライブを利用してある計画を実行しようとしていたのでした。 その野望に気付いた世界政府の要請によって海軍が大群を率いて押し寄せたのですけど、ウタの能力は彼らの予想を遥かに超えていたのです さらにエレジアの地に眠る伝説を呼び覚ましてしまうことに。 ウタの野望を阻止するために戦う麦わらの一味。 そしてあの男が現れた時に、真実が明らかになります。
ウタの不思議な能力は、悪魔の実のうちの「ウタウタの実」を食べたことによります。それによって、歌を聴かせた人間を眠らせ、仮想世界に閉じ込めることができるようになりました。 仮想世界に閉じ込められた人物はそれに気づかず、自ら抜け出すこともできません。 モニターやラジオ越しに聞かせても、同じように能力を発動できました。 仮想世界はウタの意のままになり、煌びやかな衣装に着替えるのも、強敵を捕まえるのも簡単にできるのですよ。
また「FILM RED」は、聴かせる映画でもあります。 ウタは歌うとAdoさんになるのですけど、それによって能力を自在に使うことができます。 しかも、曲が効果的に物語と絡んでいるのですよ。 彼女の普段の声は声優の名塚佳織さんが担当しているのですけど、声の質がAdoさんに近くて、まったく違和感ナシ。よく見つけてきたと思います。
それから「ONE PIECE」では定番となっている、麦わらの一味の映画限定の衣装も、見逃せません。 今回も各々が個性的な格好をしてウタのライブに臨んだのですけど、特にウソップの有名バンドのあの人を意識したような、顔面白塗りでハードロックなスタイルがインパクトありありでした。
そういえば、この作品には今までに「ONE PIECE」に出てきたキャラクターの出番もありました。 ビッグマム海賊団からはオーブンやブリュレだけではなく、カタクリも来訪してきました。 ルフィを慕うバルトロメオは彼に力を貸し、ハートの海賊団のトラファルガー・ローの出番もありました。
あと、ウタの能力によってブルーノだけではなく、麦わらの一味の船のサウザンドサニー号までもが、このような可愛らしい姿に 皆さまも親しみを込めて「サニーくん」とお呼びくださいませ。
物語が進んでいくにつれて、ウタとシャンクスの関係やルフィとの絡みが明らかになっていきます。 また、ウタはなぜ海賊を忌み嫌うようになったのか? シャンクスの船から降りた理由や、エレジアでウタの音楽教育を担ったゴードンのこと、………など、それらは最後までにすべて回収されるので、ご心配には及びません。
私が「FILM RED」を観た直後はなかなかまとまらなかったのですけど、次第にその作品はいろいろな要素が含まれていて奥が深いと思うようになりました。 チョイ役ではあるのですけど、シャンクスはカッコよかったですし。 その彼は、物語のカギも握っています。 あとこの映画を観たら、骨付きチキンとカレーが無性に食べたくなりました。
映画ONE PIECE「FILM RED」は、全国で大ヒット上映中です。 気になる方は、ぜひ映画館にお駆け込みくださいませ
「話の流れを無視していいから、ウタに『うっせぇわ』も歌ってもらいたい」と思いながら映画を観賞された方は、こちらに投票してやってください。
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