波と狛のつれづれ日記

日本スピッツ波と狛と、ときどき箔

作手の廃校めぐり

2022-08-13 00:36:41 | 廃校・廃墟

こんばんは、白黒茶々です。

前回の日記の終盤あたりから、の白黒茶々家の1人と2頭は、新城市の山間部の作手(つくで)地区に来ています。 このあたりは近年になって過疎化が進み、それに伴って閉校する学校も続出しました。 ということで、今回はそれらのうちの数ヶ所を巡り、賑わっていた頃を偲んでみます。

………とかなんとか言っているうちに、私たちは最初の目的地となる新城市立作手小学校南校舎跡にやって来ました。

そんな私たちを、校門を入ってすぐのところで二宮金次郎さんがお出迎えしてくれました。

こちらの学校は、明治6年(1873年)に創立しました。 昭和56年(1981年)に現在の校舎が建てられ、長らく巴小学校として存続しました。平成25年(2013年)には協和小学校と合併し、作手小学校南校舎となりました。 しかし、その4年後に近隣の学校と統廃合して作手小学校が創られ、こちらの学校は閉校してしまいました。

朱色の瓦葺きの立派な校舎や………

その裏側にある体育館

映画「ゆるキャン△」のレポートに引用したのは、こちらのタイヤの遊具だったのですよ それにしても、なんとなく懐かしい眺めです。

さらには校庭の遊具も当時のままでした。 ただ違うのは、学校から先生や児童の賑わいが消えたことぐらいです。

人の出入りがなくなったからでしょうか? 校庭をよく見てみたら、鹿のフンと思われる固形物が落ちていました。 そうしているうちに………

暑さでスマホのカメラも悲鳴を上げてしまいました。 まだ働いてもらいたかったのに仕事を放棄して。 しかも、私のほうには1択しか選択肢を与えないとは、なんて勝手なのでしょうか ちっとも「OK」ではないですよ

………なんて文句を言っても仕方がないので、校庭の片隅の木陰で休憩することにしましょう。 もちろん波と狛には、ここに来るまでの間はなるべく日陰に避難させながら、写真を撮っていきました。 とはいっても、こちらでのミッションはほぼ終えたので、しっかりと休んでスマホカメラが復活したら、次の目的地に向かいますよ
作手小学校南校舎跡から車で5分、距離にして3.2kmほど北のほうに向かうと………

新城市立作手小学校の跡に行き着くのですけど、こちらはそのうちの北校舎にございます。

こちらの学校は、巴小学校と同じ年の明治6年(1873年)に創立しました。 長らく開成小学校として存続したのですけど………

平成25年(2013年)3月に閉校しました。 以降は菅守小学校と統合して作手小学校北校舎となったのですけど、その4年後の新たな作手小学校への編成に伴って完全に閉校してしまいました。

とはいっても学校はその時のままで、立派な校舎や………

渡り廊下で繋がれた体育館

それに校庭の遊具も手は加えられていませんでした。 さらに私たちが校内を廻っていったら………

昔、児童たちが作ったアートがありましたよ むむっ、これは楽天カードマンじゃないですかっ。
※楽天カードマンというよりは、ビバンダム君(ミシュランマン)に近いのでは?(編集部注)

あと、運動場の正面には校長台もありました。 私が小学生だった頃は毎週のように全校集会があって、その場所はやはり運動場でした。 その際の校長先生の話が、やたらと長かったのですよね。

今からン十年前、私は小学校の卒業式のあとの春休み中にあった離任式に参加しました。 やはりその会場は、青空のもとの小学校の運動場でした。先生方の長い話を立って聞いていたら、しだいに彼らの声が遠のき、まわりが暗くなっていきました。 そのような感覚は、今までに体験したことはありませんでした。 ここはなんとかして堪えなければ!と、頑張り過ぎたのが、かえっていけなかったような気がします。私はまわりの子を巻き込みながら派手に倒れたらしく、そこから先の記憶はありません。 気付いたら、保健室のベッドで寝かされていました。 保健室の先生は「貧血だね」と言っていました。よりによって、私は小学校最後の行事で生まれて初めて倒れてしまったのでした。 しかも、保健室にお世話になったのも、1年生の時以来ということに。

その一件があって以来、運動場の校長台を見る度に思い出すようになってしまいました。 今は、校長先生の話は簡潔になっている……… というよりは、全校集会は運動場ではやらなくなった、いや、コロナのこともありますし、全校児童を集めること自体、なくなったのかも知れません。
作手小学校北校舎のほうも時が止まったように静かで、私はいろいろな想いを巡らせながら歩いていきました。 そうしたら、次回もかつての賑わいを偲ぶ企画をやることにしましょう いや、賑わいとは少し違うのですけど、戦国時代に攻防戦の舞台となった、作手にある続日本100名城を訪れます。


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