波と狛のつれづれ日記

日本スピッツ波と狛と、ときどき箔

ワンコとめぐる小諸城址懐古園(信州紀行その4)

2021-10-27 01:47:45 | お城

こんばんは、白黒茶々です。

前回から、私はとともに佐久市の道の駅で車中泊をしています。 前日からの寝不足や欲張りコースなどもあって、その晩は8時間ほど爆睡したのですけど、ドラゴンクエストの宿屋的にあっという間のように朝日を迎えました。

ということで、私たちは道の駅ヘルシーテラス佐久南に来ています。 こちらは前回のラスト画像で見た通り、広大な駐車場を有しています。 さらに飲食コーナーや地場産品のお店もあるのですけど、それらは時間帯が合わなくて利用することはできませんでした。

まずはその周辺で波と狛を朝散歩させて、ブラッシングやご飯をやったりしました。 それらが済んだら、いよいよこの日の活動を始めますよ

………ということで、私たちは佐久平駅の近くのガストにやって来ました。こちらでの目的は、皆さんがお察しの通りモーニングですよ

それにしても、ガストモーニングは何年ぶりでしょうか? 最近は豊橋市の個人経営の喫茶店がメインとなっているのですけど、たまには全国チェーン店もいいですね。 今回は、ドリンクバーと日替わりスープバーが付いているトースト&ゆで卵セットに、ミニサラダ(合計438円)をチョイスしてみました
モーニングで朝の活力を注入した私は、波狛とともに小諸市に入っていきました。 この日、最初の目的地は………

小諸宿本陣主屋でした。 波たちには車の中で待機していてもらって、まずはこちらを見学いたします。 本陣は宿場町で大名や公家を対象とした宿泊施設で、こちらの建物は明治以降にお寺の本堂や庫裡として転用されていたのを、小諸駅の北側に再度移築され整備されました。

入場無料で、私はこのような歴史のある建物が好きなので、内部を見学させていただきます。 まずは玄関を入ってすぐのところにある、大広間からです。 広さは21畳もあって、小諸宿関係の資料が展示されています。 さらに屋内をぐるっと廻って………

上段の間に至りました。 こちらは参勤交代の大名などが休泊した格式の高い部屋で、床・棚・書院を構えています。 小諸宿本陣主屋を見終わったら、再び波&狛と合流して………

小諸城大手門の前にやって来ました こちらは現存しているお城の貴重な建物で………

現在はその内部も公開されていて、無料で見学することができます。 しかし、今日に至るまでは数奇な運命に遭ったのですよ。 明治以降は、線路や駅によってお城の主要部から分断されたうえに………

料亭や民家として使わたこともあって、魔改造を受けていました。 私が29年前に初めて訪れた時には、まだこのような姿をしていたのですよ。 その後の平成16年(2004年)から3年4ヶ月かけて大修理がおこなわれ、本来の姿に戻りました。 そのあと、私たちは線路の下の地下道を通って………

小諸城の三の門に行き着きました。 こちらは明和2年(1765年)に建てられ、国の重要文化財に指定されています。 「懐古園(正確には『園古懐』)」の扁額が掲げられ、現在は懐古園となっている小諸城跡のシンボル的な存在となっています。 ちなみに、この門を潜った先から有料ゾーンとなります。

こちらはワンコOKで木陰が多いので、夏場でも一緒に散策するのにはいいところです。 ということで、二の丸の立派な石垣を仰ぎ見ながら、このお城の説明をさせていただきます。
小諸城は、大井光忠が長享元年(1487年)にその付近に築いた鍋蓋城が起源と云われています。 天文23年(1554年)に佐久地方を制した武田晴信(のちの信玄)が小諸城を拡張整備し、さらに天正19年(1591年)に入城した仙石秀久によって、石垣や天守を有する近世城郭に改められました。

さらに私たちは空堀に架かる黒門橋を渡っていき………

本丸の石垣の前に至りました。 苔むした石垣や木漏れ日が、いい味を出していますね。

また小諸は、明治から昭和にかけて活躍した詩人で小説家の島崎藤村氏のゆかりの地でもあります。 そういうこともあって、小諸城址の懐古園内には藤村記念館があります。 そういえば、彼の本名は春樹というみたいですね。

その記念館から近いところには、城内で最高所となる天守台が残っています。 小諸城にはかつて3層の天守があったのですけど、寛永3年(1626年)に落雷で焼失してしまいました。 以降は再建されていません。 せっかくなので………

その上に登ってみました。 その端から見下ろしてみたら、目がくらむほどの高さでした。 今さらですけど、高所恐怖症の方は閲覧に注意してください。

天守台からではまわりの木々によって視界が遮られているのですけど、お城の端で切り立った断崖の上に位置するこちらの水の手展望台は西側が開けています。そこに立てば………

千曲川の流れを臨むことができます。 この眺めは、私が前回訪れた時と変わっていませんね。 小諸の懐古園は歴史と情緒があって、また訪れたくなります。 それから、その一角にある動物園はリニューアルのために休業中だったのですけど、類人猿の鳴き声がずっと響き渡っていました。

あと、上田攻めの際に徳川秀忠が座ったという憩石に腰掛けてみました。 両脇に従えた小姓(?)の表情がなんとも。
小諸城をあとにした私は、途中で昼食を取りつつ上田市方面に向かうことに。しかし、事前に位置だけ調べてあったフライパンのお店は休みでした。 こうなったら、走りながら第2希望を探すしかない という流れで、私たちが飛び込んだのは………

ラーメン大学でした。 長野県を中心にして展開するローカルチェーン店で、「最終学歴はラー大(ラーメン大学)」と言われるほどその地域の人たちに愛されています。 それならば、私も体験入学してみることにしましょう
美味しそうなメニューがたくさんある中で、私が選んだのは………

醤油ラーメン半チャーハンでした。 無難なセンですけど、やはりその時に最も胃袋が欲していたものだったので。 双方とも素朴な味だったのですけど美味しくて、私の頭脳に「長野県に来たらラーメン大学」とインプットされました。 そのあと、私たちは上田市内へ。 まず立ち寄ったのは………

上田駅前にある真田幸村像でした。 甲冑姿の彼の騎馬像は勇ましくてカッコよくて、鉄道経由ではなくても見ておきたいです。
上田で真田幸村ときたら……… 次の目的地にも繋がっているのですけど、テンションが高まったところで次回に続けさせていただきます。



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