波と狛のつれづれ日記

日本スピッツ波と狛と、ときどき箔

竹島水族館とオオグソクムシと私

2017-09-20 01:14:46 | お出かけ
こんばんは、白黒茶々です。
前回は怪鳥や草食動物が出てきたのですけど、今回は巨大昆虫と触れ合う様子を描………



えっ、これはムシではないのですか?今回はつかみの段階で少しボケてみましたけど、すでにバレバレですよね。 はい、これはオオグソクムシ(………のぬいぐるみ)にございます。 この生物は、日本最大の等脚類(ワラジムシの仲間)であります。節足動物門甲殻亜門軟甲綱等脚目スナホリムシ科オオグソクムシ属(長い )に属していて、世界最大の等脚類であるダイオウグソクムシとはかなり近縁みたいです。海底の有機物を食べるので「海底の掃除屋」とも呼ばれています。また、海中ダンゴムシという名もあるのですけど、完全に丸くなることはできないのですよ。それから、調理して食べると、かなり美味しいみたいです。
その本物のオオグソクムシは、竹島水族館に行けば逢えるそうなので、私は久しぶりに箔母さんたつぴを伴って、そちらに向かいました。今回はワンコ不可の屋内施設がメインとなるので、申し訳ないのですけどちゃはオオグソクムシの親子(………のぬいぐるみ)と一緒に、お留守番していてくださいませ。



………ということで、やって来ましたよ 竹島水族館に。こちらの施設は愛知県蒲郡市にあり、白黒茶々家からは車で1時間もかかりませんでした。 ちなみに私たちがこちらを訪れるのは、約5年ぶりとなります。昭和37年(1962年)築の建物は古く、面積は1079㎡(東京ドーム約0,023コぶん)とかなり小規模なこともあって、客足は減っていって閉鎖寸前まで追い込まれたこともありました。 それでも、あることがきっかけとなって客が増えていき、現在では全国的にも有名な水族館となっています。 私たちは混雑を避けたいということもあって、開館時間より早くこちらに着くようにしました。この時点ではまだ人もまばらだったのですけど、オープン直後にはかなりの行列ができていましたよ。といったところで、今か
ら皆様を館内にご案内いたします。



水槽の中では淡水魚はもちろんのこと、三河湾の海水魚や深海魚などが飼育されています。 一見、普通の水族館のようですけど………



各説明板がユニークで、川や海の生き物への興味がより湧きます。 何ですか、この「………良くわかんない。それよりキレイだからよく見てね♪」という説明は?とはいっても、この手の珍説明は約5年前にもありました。 それだけでも面白いのに、その後さらにパワーアップして………



履歴書ならぬ、魚歴書なるものが加えられていました。職員が代筆したものだと思われるのですけど、職歴に「アマゾンより転勤」とか「無期限単身赴任」とあるのが、グッときます。 それよりも、「『エンゼルらしくないエンゼル』大会」なんて、いつどこで開催されたのでしょうか?



こちらのアロワナは、水が汚れるとすぐに死んでしまいますし、活き餌しか食べないので、飼育が大変です。 この魚のことを言っているのだと思うのですけど………



とにかく明るい安村さんみたいなセリフがありました。 さらに、それっぽいイラストも。



あっ、これは最近名古屋城のお堀で見つかったという、外来種のアリゲーターガーではありませんか 名前の通りで、確かに足のないワニみたいな姿をしていますね。そうしたら、掲示のほうは………



読んでいたら、なんか申し訳ない気持ちになってきました。 「名古屋城のヤツ」みたいに呼んでしまって、ゴメンなさい。 実際のガーは、水槽の中を穏やかに泳いでいましたよ。



こちらの水族館では、ウツボの水槽も魅せ場となっています。 壺が水中に吊られているので、彼らの動きが見やすいです。



それにしても、プロ野球選手みたいな職歴がたまりません。 それに「『抱かれたくない魚』5年連続1位」とか「『マフラーにしたくない生物』優秀賞」というのも、納得いきますし。



こちらには、水中マンションができていました。名付けて「竹島マンション」、いや、ハショって「たけしまんしょん」になっていますよ。 そこにも職員の遊び心が散りばめられていて、見ていて楽しいです。その中の「こさか(ピコ)」って、ピコ太郎さんのことでしょうか?ほぼ満室のこちらのマンションは、住民の魚も心地よさそうです。



こちらの魚は、私でもわかります。 鮮魚店などで売られている鰤(ブリ)ですよね。動きが速くて、うまくカメラに捉えられないのですけど………



グレートブリテン王国、カンブリア山脈、ブリ⚪ストン、ブリキアート、ブリトニー・スピアーズ、………と、これでもかというほどブリを連発していますよ。 それでも、彼らは食べると美味しい………



………と思うのは、飼育員さんも一緒みたいです。 そんな心情を、あいだみつおさんみたいな叙情詩に乗せているのがなんとも。それだけではなく、刻印が「し」ってところもグッときます。



私たちが5年近くご無沙汰している間に、カピバラが仲間入りしていました。 彼らは、カピバラショーの舞台にも立つそうですけど、私たちは今回は見逃してしまいました。



アメリカカブトガニは、厚切りジェイソンみたいなキャラクターになっていました。それにしても、彼らは腕のいいピザ職人なのですね。
それよりも、魚歴書にばかり気を取られていて、カブトガニの写真を撮るのを忘れていました。 それでも、皆さんは彼らがどのような姿をしているのかご存知ですよね?



こちらもタケスイでは魅せ場の、深海魚水槽にございます。その中でも、特に生きたタカアシガニは、迫力満点であります。 それにしても、見事にシンクロしておられる。



ウロコの固そうな魚は、マツカサウオなのですけど………



魚歴書では、マツカサ弘樹(故・松方弘樹)にすり替わってますよ。 しかも松方さんだけに、ヤクザ映画や時代劇に出演していることになっていますし。それよりも、魚が釣りのライセンスを持っているって、どういうことでしょうか?



雰囲気はガラッと変わって、こちらの水槽の底では、チンアナゴ(手前のシマシマは、ニシキアナゴ)が体半分を出して揺れていました。ときおり、その体を伸ばしたり引っ込めたりする動きも、いいですね。



そんなチンアナゴに箔母さんはすっかり魅了され、「いつまでも眺めていたい」と言っていました。 しかし、彼らは「挙動不審コンテスト5年連続1位」となっていました。私は今までチンアナゴは珍穴子だと思っていたのですけど、その名前は顔が犬の狆に似ているからとのことです。 ただし………

小学生のおともだちへ。
大きな声でチンを連呼するのはやめましょう。意味がちがいます。はずかしいし、お父さんお母さんは悲しむし、何より周りの人たちが喜びます。もう1度言います。絶対に連呼するのは、やめましょう。いけません!フリではないですよ。
(原文ママ)

………という注意書がありました。



こちらの魚は、名前を確認するのをすっかり忘れていました。 とにかく口先が長くて、このような注意書きをされると………



つい掴んでしまいたくなります。 ただし、これはあくまでも掴んだフリなので、どうかご安心くださいませ。



あと、深海から採取した生物がいても、名前がわからないということも。 しかし、調べているうちに死んでしまうことがあるので、とりあえずそのまま展示したそうです。



それだけで終わりではないのですよ。アシカプールでは、1日に3回(土日は4回)アシカショーもおこなわれているのですよ。こちらも是非、観ておきたいですね。



順路は終わりに差し掛かってきました。こちらの「さわりんぷーる」では、めったに触れ合う機会のない深海生物などを手で触ることができるのですよ その中にはなんと、オオグソクムシがいましたよ



この大きさ、この顔、この触り心地、友達にしたいぐらいです。



「まったりうむ」という一室では………



懐かしのミズカマキリタイコウチといった、かつては身近にいた水生昆虫の他にも、カエルやカメレオンなどもいて、生き物に癒される空間となったりうむ。



出口の前にある「パクパクプール」では、ウミガメボラなどに餌付けすることができるのですけど………



高いエサのほうが、食い付きがいいみたいですね。 ただし、食べ過ぎにならないように、エサの数と補充される時間は区切られています。お魚たちと仲良くしたい方は、お早めに確保しておいてくださいませ。
これほど内容が充実していて楽しいのに、入場料が500円(小中学生は200円)なんて安い さらに年間会員だったら、1250円というのですよ



………と、つい長々とご紹介してしまいましたけど、これはほんの一部です。 とにかく、竹島水族館は小規模経営であることを逆手にとって、お客さんとの敷居を低くし、スタッフが解りやすくもありウケを狙った説明書や魚歴書を製作したこともあって、それらが口コミで全国に広がって大人気の水族館となりました。 かなりネタバラシしてしまいましたけど、ご心配には及びません。説明書などは定期的に書き換えられるので、また新たなネタを見ることができるのですよ。 しかし、私たちが訪れた9月3日から今年いっぱいまで、耐震補強工事のために、休館することになっています。この日はその様子を伝えるために、地元局のメ~テレも来ていました。



そのあと、私たちは近くの竹島を眺めに行きました。 気力と時間があったら歩いて渡りたかったのですけど、今回はこの竹島水族館レポートを締める絵を撮ってヨシにしておきました。とにかく、竹島水族館はリニューアル後も、私たちを楽しませてくれると思います。来年以降は皆さんも、水の中の生物はもちろんのこと、スタッフの遊び心が散りばめられている演出も、お楽しみくださいませ


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