波と狛のつれづれ日記

日本スピッツ波と狛と、ときどき箔

家族旅行が予想外の展開に。ところで「君の名は。」?(関ヶ原・琵琶湖方面家族旅行その1)

2016-10-08 00:35:16 | 映画情報
こんばんは、コップのフチ子です。
………というよりは、「お城のフチ子」といったほうがいいのかも知れません。 私はガチャガチャのカプセルトイの一種で、「コップのフチに舞い降りた天使」の副称も持っています。皆様から指示していただいたお陰で、種類も増えつつあります。



今回は白黒茶々家の家族旅行の話になるハズなのに、なぜ私が出てきて、しかも濡れているのか?ですって。それは……… 話せば長くなるのですけど、白黒茶々さんに順を追って説明していただきます。では、白黒茶々さん、お願いします。


はい、白黒茶々です。
白黒茶々家では年に一度、お盆休みかシルバーウィークあたりに、家族旅行に行っています。毎年の恒例行事となっているのですけど、これまでに諸事情で中止となった年もありました。 また、今後はたつぴの進路によっては家族揃って遠出をするのも難しくなるかも知れないので、今年は例年以上に重要だということを認識して、計画を立てていきました。 その結果………



今回は、絶叫マシーン大好きな箔母さんや、ようやくその手のものに乗れるようになったたつぴのために、三重県桑名市にあるテーマパークのナガシマスパーランドを入れました。もちろん、私も絶叫系は好きですよ
それからコースの中には、お城も入れておきたいですね。程よい距離で、そこそこ見応えがあって、しばらく行ってないようなところといえば……… 私の頭のなかで、滋賀県の彦根城がヒットしました。さらに、そちら方面で手頃な宿を色々と調べていったら、以前に一度だけ利用したことがある、長浜市の国民宿舎豊公荘に行き当たりました。

できることなら箔と波も連れていきたいところなのですけど、テーマパークなどは厳しいので、今回も家でお留守番をしてもらうことにしました。もちろん、彼らとはずっと一緒にいたいのですけど、たまに離れたりすれば、お互いのありがたさを再認識できるというか、「やっぱ家が一番 」というセリフが出るというか、………とにかくスマン 箔波ちゃ。 今回は人間だけの旅行ということで。こんな私を赦しておくれ。

しかし天気予報では、その日は雨でした。日が近付くにつれて、雨雲の流れが変化するというようなことはなく、頑なに雨でした。 そのような天気のなかでは、テーマパークは厳しいのでは?
それでも、大丈夫です。 ナガシマスパーランド内には、湯あみの島という長島温泉を引き入れた、温泉テーマパークもあるので。もし雨が降ったとしても、かえって温泉情緒を楽しむことができるので、ヤキモキする必要はありません。 とはいっても、できることなら天気予報がハズれて、いい天気になりますように~

そして、家族旅行初日の9月18日になりました。朝私が寝覚めたら、雲の合間から朝日が出ていましたよ なので、箔と波の朝散歩は普通にすることができました。 逸る気持ちを抑えつつ、私たちは仕度をしていきました。しかし時間が経つに連れて、みるみる黒い雲が増えていくような………



それは、気のせいではありませんでした。私たちが出発する頃には、雨が降り出してきてしまったのです。 そうしたら、この日最初の目的地のナガシマスパーランドの天気はどうなっているのでしょうか?スマホで検索……… っと。
その結果、そちらのほうも雨となっていました。 このことから、温泉テーマパークが決定的となりました。ところが………
「雨で乗れなくなった絶叫マシーンを目の前にしながら、温泉に入るなんて堪えられない 」
と、箔母さんが言い出したのです。言われてみれば確かに、気持ちを切り替えるどころか、未練タラタラとなりそうです。 かといって、それとは別に雨でも楽しめるようなコースは準備してなかったですし。いや、ないこともないです こうなったら、通り道にあるといえなくもない、あそこに寄っていくことにしましょう。 その「あそこ」とは………



ここで、箔波日記ではすっかりとお馴染みとなった、ユナイテッドシネマ豊橋18が出てきたということは……… そうです 今からこちらで、朝から上映されている映画を観ることにしたのです。 ウチを出てから30分弱のところにあるので、いきなりの寄り道となります。ちなみに、私たちが狙っている作品は………



8月26日に公開が始まって以来、大人気で社会現象にもなった「君の名は。」であります こちらの作品は、私たちは少し前から観に行きたいと思ってはいたものの、なかなか空いている時間がなくて、この日に至ってしまいました。 いや、実はこの作品は箔母さんとたつぴは最初から興味津々の様子だったのですけど、私は少し迷っていました。テレビの予告編や絵のタッチはいい感じなのですけど、「サマーウォーズ」みたいに意味不明で、最後まで何を言いたかったのかわからなかったら、イヤですし。 (あくまでも私の主観です。『サマーウォーズ』ファンの皆様、ゴメンなさいっ )



それでも、観た人から感想を聞いたり、テレビの番組で採り挙げられているのを観たりしているうちに、私も気になるようになってしまいました。 そのような中で、家族旅行が雨で大幅に予定変更になったのは、ある意味いいタイミングと言ってもいいでしょう。いつものごとく、「ノーモア映画泥棒」の珍妙な動きを観たあとに、いよいよ「君の名は。」の本編が始まりました。

千年ぶりとなる彗星の来訪を一ヶ月後に控えた日本。この彗星が、のちに物語の展開に大きな影響を与えることになります。



それはさておき、糸守町という山深い田舎に、宮水三葉(みつは)という悩み多き女子高校生が暮らしておりました。彼女の家は神社の宮司職をやっているのですけど、家から出ていった父はその町の町長をやっていました。任期切れとなった彼は、選挙運動に勤しんでいて、街頭演説中に三葉の行動を正すという一幕も。それだけではなく、彼女は家の神社の古い風習にも抵抗を感じていました。そういうこともあって「来世は、東京のイケメン男子にしてくださーい!」と叫ぶことも。

そんなある日のこと、三葉は自分が男の子になる夢を見ました。見覚えのない部屋、見知らぬ学校や友人、目の前に広がる東京の町並み、……… 男友達たちと一緒に、ずっと憧れていた東京のカフェに入ったりして、三葉は都会での生活を思いっきり満喫しました。



その一方で、東京で暮らしている立花瀧(たき)という男子高校生も、奇妙な夢を見ていました。 行ったこともない山奥の田舎町で、女子高校生になっている?身体の構造も、全く違いますし。そのことを確認するように、瀧は自分の胸をもんでいたら………



「なにやってるの お姉ちゃん」部屋のふすまを開け、起こしにきた妹の四葉(よつは)は、驚きと呆れが合わさった表情で立ち尽くし、間もなくして思いっきりふすまを閉めました。



不思議な夢が繰り返され、その間の記憶と時間が抜け落ちていることから、二人は初めて気付きました。
「私/俺たち、入れ替わってる 」
その現象はその後も続き、生活の違いに戸惑いながらも、彼らは現実を少しずつ受け止めていくことに。そんな感じで、残されたお互いのメモや落書き、スマホの記録などを通して、ケンカをしたり、相手の人生を楽しんだりしながら、状況を乗り切っていきました。 しかし、気持ちが打ち解けてきた矢先に、突然入れ替わりが途切れてしまったのです。
入れ替わりながら、同時に三葉に特別な想いを抱いていたことに気付いた瀧は、三葉に会いに行こうと決心しました。そこで、あの有名なフレーズの出番となるのですよ
「まだ会ったことのない君を、探している」

住んでいる環境や生活スタイルが全く異なり、決して会うことのないハズの二人が、入れ替わったことがきっかけで知り合い、これから仲良く付き合っていくことになる………
私はてっきりそうなるものだと思っていました。 ところが、辿り着いた先には、意外な真実が待ち受けていたのです。



瀧は奥寺センパイ藤井クンらと一緒に、三葉の住む田舎に行ったハズなのに………



その二人は東京のほうで向かい合っていますよ。 しかも、制服姿で。これはなぜかといいますと……… 言ってしまえば、実はこのようなシーンは作品中には一切登場しないのですよ。

それでも「君の名は。」は、瀧や三葉と同世代の高校生に特に人気で、たつぴによるとリピーターとなった彼らは、観に行くたびに涙を流して帰ってくるそうです。 また、そんな彼らと「やっと話題に付いていけるようになった」とも言っていましたし。

当初私が心配していたような、入れ替わりだけではなく時空を越えるシーンが入っていたりして、わかりにくいところもあったのですけど、全体的には面白く、共感できる内容でした。
それに加えて、現実よりリアルというか、陰影が効果的に使われ、優しいタッチで描かれた絵は芸術的で、ずっと観ていたいくらいですし。しかもその風景は、モデルとなった場所が実在しているので、ついつい聖地巡礼してしまう方たちの気持ちも、よくわかります。



ちなみに三葉が住む糸守町は、岐阜県の飛騨市あたりが、その町にある糸守湖は、長野県の諏訪湖が、それぞれモデルとなっております。



瀧のいる東京は、もっとわかりやすいですね。四谷近辺などの風景はいかにもというか、都心に緑があったりして、美しい風景を再発見した気分になりました。
それだけではなく、瀧と奥寺センパイとの待ち合わせの場所などになった四ツ谷駅前は、私は2月に実際にそこを通ってきたので、よく覚えていますよ



それから、ほら、よくあるじゃないですか。 日の出から日没までの一日の風景の流れを、定点カメラで録ったヤツを早回しするっていうのが。この作品では、都心のその様子をあの映像美のままやるシーンがあって、技術的にも芸術的にも、もう奇跡といってもいいでしょう。

あと、映画の音楽を全般的に担当した、RADWIMPS(ラッドウインプス)の「前前前世」や「スパークル」、「なんでもないや」といった曲も、いいですね。 作品とマッチしていて、心に染みます。

「君の名は。」は観客動員数だけではなく、観た人の満足度もかなり高く、私からもオススメです。上映期間が延長されそうな勢いなのですけど、気になられた方は、迷わずに映画館にお駆け込みくださいませ。



映画を見終わったら、やはりその余韻を保ったまま、ゲームセンターになだれ込みたいですね。 たつぴは「太鼓の達人」で、その腕を披露していました。 その一方で、私はガチャガチャを物色していき、「コップのフチ子さん」シリーズに行き当たり、日記の冒頭の「一度落ちたフチ子さん」を手にしたのでした。 こちらのフチ子さんは、家族旅行が水入りとなったその日のウチともよくマッチしていますね。
そうそう、これは家族旅行の途中のことでした。ということで、私たちは再び車に乗り込み、その先に進んでいきました。



西を目指して、音羽蒲郡IC(インターチェンジ)から東名高速道路に乗ったのですけど、そのあたりから雨が激しくなってきて、50m先が見えないぐらいの状況でした。 それでも、最初の休憩地点となる上郷SA(サービスエリア)に着く頃には、雨は小降りとなっていました。



時刻は13時ちょっと過ぎ。このあたりで腹ごしらえをしておくことにしましょう。 ちなみに私が選んだのは、きしめんとミニ味噌かつ丼のセット。いずれのものも、名古屋の名物にございます。
家族旅行のレポートの第1弾となる今回の日記は、突如飛び込んできた映画のネタがメインとなり、旅の情緒や名所旧跡がまだ出てきてないのですけど、今回はこのあたりで一旦締めさせていただきます。 次回の日記ではなるべくそのあたりのことに触れる予定なので、どうかそちらのほうにもお付き合いくださいませ。


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コメント (4)
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