沖縄 8 Scene

沖縄で生まれ沖縄に生きる
      8郎家の日記

阿嘉島3連休(下)

2016年08月04日 | 離島物語

 さて、阿嘉島旅行記最終日です。11時45分にはフェリーに乗るので、朝からニシバマビーチへと。カイさんが送ってくれました。カイさんはこの後10時の高速艇で本島に帰るのだとか。忙しいですね! 本当に今回はお世話になりました。ありがとうございました!

 さて、9年ぶりのニシバマビーチは思ったより人が少なく、拍子抜けしました。まぁ、3連休の最終日ですから、そんなものですかね。晴れていましたが、雲が多かったです。おかげで海の色はバーニングブルーではありませんでした。でも十分きれいです。 

 地元のライフセーバーさんから注意点などを聞いたあと、入水。冷たくて気持ちよかったっす。

 波もおだやかで心地いい~。

 小さなアジが点在していました。

 一番うれしかったのはクブシミ(コウイカ)の赤ちゃん(だと思います)を見たことです。8郎も足の届かないところだったのですが、最終日だということもあって10郎も連れていき、見せました。10郎はよくわからなかったみたいですが、クブシミの赤ちゃんは一生懸命サンゴ周辺の海藻を食べていました。わかりますか? 中央の縞模様のやつです。

  母子二人でニシバマビーチを満喫です。

  カタブイするなど大気は不安定でした。

  熱帯魚にはあまり出会えませんでしたが、やはりニシバマは全体的な満足度ではほかの2ビーチより上でしたね。名残惜しいなか、フェリーもあるので1時間ほどで上がりました。

 初めてのシュノーケリングに挑んだ6歳の夏。そして、阿嘉島の3つのビーチを堪能したこの旅行記を10郎は覚えていてくれるかな。水中マスクごしに見た美しい景色をいつまでも覚えていてほしいと思います。 

  せっかくだからと2年前の国立公園指定の記念碑前で記念撮影。10郎の秘技つくり笑顔にも多少の疲労感が。

 迎えの車を待つ間、近くのパーラーでアイスクリームを食べました。無心でほおばる10郎のおまぬけな、そしてあどけない表情がたまらないっす。こういう無邪気な息子をいつかは見られなくなると考えると寂しさを覚えます。子供の成長って早すぎますね。それにしても10郎、平和な世に生まれて、それだけでもぜいたくだね。社会に恩返しする生き方をしていこうな。

  宿のご主人が港へ送ってくれました。「大変お世話になりました」と別れを告げました。11時半にフェリーが到着。

 10郎はなぜか渋い表情。帰りたくないのかな。でもこうみると、日焼けしたせいもあってか、かなりお兄ちゃんになったような気がします。アイスを食べていたちびっことは別人です(笑)。

  10番以内には乗船できたので、座席ではなく、フラットなスペースへとダッシュ。行きの便で苦しんだ妻が「やはり横になったほうがいいような気がする」とのたもうたからです!(笑)。しかし、座間味行きの方々がまだいたのでスペースはせまく、なんとか3人分を確保。妻は2秒で横になりました。少しでも揺れを感じたくなったのでしょうね(笑)。苦手なアウトドアの3日間、おつかれさまでした!

 2時間で泊港に。二人の背中にもつかれが。1200円を惜しまずにタクシーで帰宅しました。

 これにて2泊3日の阿嘉島旅行記は終了です。家族3人、海、人情という沖縄の離島のよさを満喫した3日間でした。

 好天にめぐまれ、夏の日差しも厳しかったですが、どんどんお兄ちゃんになっていく息子の表情が一番まぶしかったっす。

 以上、8郎家、阿嘉島3連休の報告でした。

 


阿嘉島3連休(中)

2016年08月04日 | 離島物語

 阿嘉島旅行記の2日目です。今日も天気がいい~。

 朝食を前に集落内を散歩することに。 かーかーは洗濯です。

 集落内には石敢當がいたるところにあったので、10郎に説明しました。「幽霊が入ってこないようにだよ」。すると10郎は「おれたちのお家にもつけほうがいいんじゃない?」(笑)。マンションだから無理だなー。 

 ブロック塀にハイビスカス。これぞ、8郎が幼きころにあたりまえのようにあった光景です。育った浦添もこんな感じでした。阿嘉島にはまだ残っていますね。住民はヤマトンチュばかりが増えているようですが。いつまでもなくなってほしくないなー。

 海岸ではサバニを発見。

 民宿に戻ると大きなヤドカリが。こわごわとさわる10郎。本人は「怖いんじゃないよ。気持ちが悪いんだよ」と主張していました。ぷっ。

  朝食です! ポーク卵です。十分おいしゅうございました。 

  さ、旅行日程メーンの今日は、阿嘉の海を満喫する日です。カイさんに阿嘉ビーチへと送ってもらいました。ここはウミガメ遭遇率100%というので、10郎にぜひ見せてあげたいと最初のビーチに選択しました。宿から歩いて5分ですが灼熱の太陽のため送迎しているようです。10郎も人生初のシュノーケリングに挑戦です。

 カイさんが貸してくれてパラソルを設置。これがなければ、まさに灼熱地獄です。観光客は当初は10数人といったところから、最終的には30人くらいになりました。

  10郎には、水が入ってきたときの対処の仕方などレクチャーしました。すぐにできるとは到底思えませんが念のため。いざ、海の中へ。ざぶん!

  父8郎がとりたかった写真がこれです! 題して「10郎、熱帯魚に会う」です。しっかりとベラ(正式和名はミツボシキュウセンだとか)を見つめています。

 そのあとは、やはり恐怖感もあったのか、父の背中に背後霊のようにしがみつきます(笑)。でもスノーケルはうまく使いこなしていました。

 しばらく遊んでから、顔を出すとご覧のように鼻がマスクから出ていました。「本人は大丈夫」だと言っていましたが。子供はちゃんと見ていないと危険ですね。上の写真でお分かりのように何度かマスクを変えました。でも、子供用マスクがなかったのですが、父に似て顔のでかい息子なので以外に大人用でもはまっていました(笑)。

  ウミガメは残念ながら見せてあげることはできませんでした。浜から数十メートルまで出ると見れたようですが、さすがに10郎を連れてはいけません。次回の旅のテーマだね、10郎!

 民宿に戻りました。ここはホテルでいうフロアのような場所。1泊目は本島南部から釣りに来ていたウチナンチュ集団が酒盛りで盛り上がっていましたなぁ。

 奥には次のようなパネルが。ジャック・マイヨールが宿泊したのでしょうか。宿主に聞くのを忘れました。

  ランチは近くのパーラーへ。宿から歩いて20秒です。 

  沖縄そばを注文。麺はのびていましたが、三枚肉は泡盛の香が強めで8郎的にはおいしゅうございました。汁のだしもまあまあよかったです。こわもての大将が印象的なパーラーでした(笑)。

  そばでパワーをつけた午後は、島の秘境ビーチとされるクシバルビーチへと。島の北西に位置します。もちろん無人ビーチです。ここは自転車でもまず無理な距離なので、またまたカイさんにワンボックスで送ってもらいます。 同じ宿のカップル(テントに泊まった方々)も一緒です。起伏の激しい山道なので、アウトドア感もあって楽しかったです。たまに海が見えるのですが、これまた絶景。

  20分ほど揺られると、車窓ごしについにクシバルビーチです。

  着いたぞー。秘境といわれるだけあって、整備感はゼロ。岩ごろごろです。もちろんシャワー、トイレなどありません。

  干潮でした。ごらんのように透明度は抜群。人工ビーチではありえませんね。 

  浅瀬で家族3人ショット! 足が着くどころか、8郎のでっぱらも着くくらいの水深です(笑)。

  おじさんもぷかぷか浮かびながら、秘境ビーチを1時間弱堪能しました。

  1時間ほど遊んで、またカイさんに迎えに来てもらい、宿に帰りました。宿の屋上には例のテントです。面白い光景ですね。

 シャワーを浴びたものの、夕飯までは時間があるので、また集落散歩へと。こわもて大将のパーラーでかき氷を食べようと向かったのですが、営業は午後3時までだとか(!)。仕方なく、近くのスーパーで酎ハイやらアイスやらを買って、パーラーに戻り、外付けのテーブルで一休み。 

  妻の職場の忘年会で2年連続1等賞を当てるくらいの強運の持ち主であるわれらが10郎。今回もアイスの棒には当たりのしるしが! あんた、すごいね。今度は宝くじを買って来いよ! 売店のおばちゃんは快くもう一本くれました。

  午後6時になってもこの青空です。

  かーかーを宿に残し、父子で再び釣りへと。今度は港に近い場所です。またビールを持っていきました。

 売店でオキアミを買ったので、前日よりは釣果を期待したのですが、まずはチョウチョウウオ。10郎は喜びましたが、写真をとってすぐリリース。 

  その後も小さなトカジャーばかり。でも引きが強くて楽しかったっす。

 そんなこんなで二人で雑魚釣りを楽しんでいると、竿を片手にライフジャケットを着た若い女性が一人、8郎らの近くまで来て、ルアーを数分やり当たりがないとわかると10郎に軽く笑みを投げかけて去っていきました。あの女性は一体?(笑)。島ならではの出来事といえば言えるのでしょうか。阿嘉島とはいえ、女性が一人でルアーしながら島を歩いているとは…。最近の女性のアクティビティ感覚はおじさんにはわかりませんっ。本人の自由なので別にいいのですが(笑)。見た目はヤマトンチュでした。

  さて宿に戻ると夕食。今宵はゴーヤーチャンプルーです。 ミミガーもありました。もちろん完食。8郎は、隣に座った男性ダイビング客といろいろ話をしました。一人旅の彼は伊平屋でも潜ったことのあるつわものでした。沖縄の島はだいたい潜ったのだとか。うらやましー。8郎も来年こそはギンガメアジの大群を見に行くぞー。

 夕飯を終え、19時すぎに宿を出発。もちろん、今回の旅の目的のひとつであるヒズシビーチからのサンセットを拝むためです。昨日の星空がいまいちだったので、夕日くらいは! と意気込みましたが、空には広い雲が(泣)。しかも、ヒズシビーチのことを聞くと、宿の人や売店の人もあまりよくはいいません。「最近は木が茂って入口がわかりにくいよ」とか「帰り道は暗くて危険だよ」の言葉ばかり。8郎が一人感動した9年前のヒズシビーチからすっかり変わったのでしょうか。家族もつれているので、周りのおすすめ通りに集落からほど近い天城展望台へと向かうことに。

 集落内をキジムナーのように走り回る10郎。そんなに楽しいのかい?(笑)  君がいると、父と母はどこでもパラダイスです。

 展望台に到着。二十人くらいの観光客が集まっていましたが、残念なことに西の空は曇っていました。柵にぶら下がる10郎の小さな背中にも郷愁が漂います。

 

 

 結局、夕日は完全な姿を見せませんでした。愛機D300が撮った中で一番の絵がこれです(泣)。重いのを我慢して持ってきたというのに、今回はほとんど活躍する機会がありませんでした!(泣)

 また集落を散歩しながら宿へ。途中でおっされーなバーが。入りたくなった8郎ですが、妻子持ちだけに、だまって宿へ。だまって宿へー。

  屋上では希望者たちのバーベキューが開かれていましたが、8郎家はつかれていたので、床へ入りました。

 明日は最終日。せっかくだから、阿嘉島の王道ニシバマビーチに行こうと決めました。