沖縄 8 Scene

沖縄で生まれ沖縄に生きる
      8郎家の日記

知らなかった琉球国王の寺周り

2006年11月03日 | むぬかんげー

 今日は首里城に行ってきました。首里文化祭が行われていて、今日はその目玉である Photo_53初行幸」行列というそうです。発音は何だったか忘れました(汗)。

 しかし、相変わらず、観光客の方が多かったですね!カメラマンもほとんどが本土の方だったような気がします。前から書いているように、沖縄の歴史については、ウチナーンチュより本土の方が詳しいし、また興味を持っている、と改めて感じました。実際ハチローだって、今日の今日までこういう伝統行事があるということは知りませんでしたから!恥ずかしいと言えば恥ずかしいのですが、周りのウチナーンチュだってたぶんそうでしょう。同行した後輩も(もちろんウチナーンチュ)、首里城なんて生まれて2,3回しか来たことない、と言っていました。

 誰が悪いというわけではありませんが、学校教育にも問題があると思います。歴史学習では、中央政府の歴史は習っても、琉球王朝の歴史など教えてくれませんからねぇ。太閤地検は教えても人頭税は教えない。地域学習の一環で触った記憶はありますが、テストになんて出てこないですから、受験戦争の最中にあえて勉強する人などいないでしょう・・・。

 今、世間をにぎわせている未履修問題を、引き合いに出すわけではありませんが、どの分野の勉強が大事でどの分野がそうでない、というのは本来なら個人が決めるべきではないでしょうか。最低限の「一般教養」はあるとしても・・・。また自分の生まれ故郷の歴史を知らずして地元の大学に合格できる、という矛盾も非常におかしいのではないかと思いますがねぇ。(ハチローもその一人でーす!)。

 今日はウチナーの歴史にうといウチナーンチュの愚痴をつづらせてもらいました(笑)。皆さんはどう思いますか。

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2丁目で夕日に涙・・・

2006年11月02日 | 映画

 2丁目に住んでいるハチローです。昨晩、ご報告したとおりDVD「ALWAYS 三丁目の夕日」を完見させていただきました! 評判どおり素晴らしい映画でした! ハチローの心の琴線を見事に打ち鳴らし、涙涙の2時間でしたよ・・・。少々長話になりますが、語らせてください!

 噂の時代考証セットも素晴らしかったですが(と言っても時代背景は昭和33年。ハチローが生まれる15年前なので分かるわけもないのですが・・・)、何といってもいい映画はストーリーと人間描写がいいのです。夕焼け町の個性的な住人がいろいろ出てくるのですが、ハチローが心引かれたのはやはり淳之介君です。金持ち遊び人(俳優がうまいのですSanntyoume_1 が、最悪野郎です!)と妾との間に生まれた男の子で、母から捨てられ、行く当てもなくたどり着いたのが夕焼け町。そこで売れない作家の竜之介に育てられるのです。日を追うごとに本当の親子みたいになっていく二人ですが、突然この最悪野郎が現れるのですよ(怒)。「野良猫のように逃げた妾に未練はないが俺の血を引いた子どもは連れて帰る」とね。ハチローが竜之介だったらその場で半殺しにしてやりますよ!・・・冗談ですが(笑)。親権を前に泣く泣く淳之介を手渡す竜之介。しかし一旦高級車で連れて行かれた淳之介が泣きながら戻ってくるのです。「何で戻ってくるんだよ!お金持ちだから何でも買ってくれるんだぞ」と心とは裏腹に怒鳴る竜之介に、泣きながら首を振る淳之介。自分にはおじちゃんのところしか居場所がないんだ、という幼いながら心に決めたメッセージだったのでしょう。もう一つのメインストーリーでもある、鈴木オート家に住み込みで働きに来た六ちゃんの「あだすには帰るどごなんがねぇべぇ!」というセリフともども、泣きましたねぇ。まだ日本が貧しかった時代の、逃げ場もなく生きることに一生懸命だった子どもたちに、反省させられるハチローでもありました。僕らの世代は、というか豊かになればなるだけ、甘えた世代になっていくんでしょう。逆説的ではありますが・・・

 ハチローも幼い頃、家庭の事情で、何度も住まいが変り、転校させられました。間借りしていた親戚の家を真夜中に追い出されたこともあります。暗い夜道を行く当てもなく歩きながら、その時感じた子どもながらの絶望感というものを含めて、淳之介、六ちゃんにわが身を重ねてしまったようです・・・。でもハチローには姉妹がいて一人ぼっちではなかったですがねぇ。涙を流すハチローを、心配そうに横で見ていた妻が「もう年だねぇ」とつぶやきました(笑)。ハチローが映画で泣いたのはおそらく「E.T.」以来です・・・。

 しかし、この映画は何も「お涙頂戴」だけの映画ではありません。ラスト5分では、生きることへの応援歌が満ちあふれていますね! 完成した東京タワー美しい夕日。それを見つめる鈴木オート家の3名。戦後10年を経て、まさに高度成長へと向かう時代のたくましい日本人を見させていただきました。モノがなくても夢があれば・・・。現実にはそう美しいことばかりではありませんが、いろいろ思うところがあり、本当にいい映画でした。 

 ところで明日から世間様は3連休のようですね。もちろんハチローには関係なく、その3日間は出勤となります(泣)。いよいよ地獄の11月が始まりますが、3丁目からもらった夕日パワーで頑張りたいと思います。

 ご覧になったという方、ぜひご感想をお聞かせください。他にいい映画情報があればそれも教えてくださいませ! DVDプレイヤーが復活し、張り切っているハチローです・・・。今宵は2丁目シアター第二弾「THE有頂天ホテル」を堪能したいと思います。

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雨空の運動会、二丁目の夕陽

2006年11月01日 | 家族、親戚

 先日の29日、ハチロー夫妻は姪っ子ひまりん(4歳)&甥っ子たいちん(2歳)の運Photo_51動 会に行ってきました(その日は全県的に運動会が組まれていたらしく、翌日30日月曜日は代休で、街中に子どもたちの姿が見られました)。残念ながら雨空だったので、場所が体育館に移動。大勢の親御さんらがビニールシートを引いてわが子の成長ぶりに目を見張っていました。ハチローらもハチロー姉夫妻、姉旦那の両親らと最前列に陣取り、二人の演技に声援を送りました。2年前の運動会では、なぜか不機嫌でしまいには泣いていたひまりんも今回はお姉さんになって元気いっぱい。弟のたいちんはまるで2年前のひまりんをみるかのごとく、終始不機嫌(笑)。ずっと無表情に寝転がっていました。子どもって、子どものなりの世界観があり、彼らなりに一生懸命生きているんですねぇ。二人の成長に安心したハチローおじです。

 話は変って・・・。以前、突然故障してしまったDVDプレイヤー。そDsc_0005_1の代わりの新品(9800円)を購入してまいりました! さすがに録画機能付のやつは高くて手が出せませんでしたねぇ。しかし、これでやっとDVDが見れます(嬉)。まず最初に借りてきたのが、「ALWAYS 三丁目の夕日」です! これはハチローの周りの人からも大絶賛の邦画作品。映画好きの上司も「あれはよかった」とご満悦でした。当ブログにたびたびコメントを頂戴する源蔵さんもご本人のHPでほめていましたね。D-51がテーマ曲を歌っていることもあり、個人的にも前々から見たい見たいと思っていました。今夜、妻と一緒に完見(こういう言葉はないと思いますが、いつも途中で寝てしまう男なもので・・・)してやろうと思います。噂の「完璧な時代考証による完璧なセット」なるものも堪能したいと思うとります。

 まだ公式HPもあるようです。興味のある方はどうぞ。

http://www.always3.jp/index.html

 ちなみにハチロー宅は2丁目です・・・。

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