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理解が進む子

教えて効果があがるタイミングは、本人がいろいろ考えた後が良いのです。

最近は予習型の学習塾が姿を消しつつありますが、本当は予習型の塾の方が理解は進む。自分で勉強していて、できるところはもうわかっているから、「ここが、わからない」というところに気持ちが集中できる。だから飲み込みが早いのです。

しかし、予習というのは手間がかかる。お父さん、お母さんも忙しいからそうそう手伝ってあげられない。さらに、先生の方も「理解がまばら」な子どもたちを相手にするよりも、一応0から全員スタートの方が教えやすいところはあるので、復習型が増えているのです。

ただ、やはり自分で勉強して、解説を読んだりやってみたけれど、どうしてもわからない、解けない、という問題を教えてもらうと、これは非常に理解が進む。

それだけ考えているから、問題もある程度つかんでいて、あるポイントがわかると

「ああ、そうか!!」

ということになるから、後は教えずとも自分で解けたりする。

そういう風にして力が積み重なっていった子は、できるようになります。

結局の所、自分でどのくらい考えたか、ということがやはり理解につながってくる。

いよいよ入試が近づいてきましたが、粘り強く考え抜いてほしいと思います。


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