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満点答案を作ってみる

過去問はすべてやらなくても気にしないというお話をしました。

しかし、やった問題はしっかりやり直しましょうともお話をしました。

では、やり直しとは?

簡単に言えば、満点答案を作る、ということです。

例えば、算数の問題がわからなかった。

どうしてそういう答えになるのか、解説を読むでしょう。

で、読み終わって、おしまい、という子がほとんどなのです。

実はここで、もう一度解いてみる。

すると、結構できないことが多いのです。わかったつもりになっているだけの話。

「え、どうするんだっけ?」

でもう一度解説を読み直す。

「なるほど。」

で、答えを出す。

社会でも同じです。

どうしてこの答えになるのか。アが正しくて自分が選んだイはだめなのか。

イはここが違っている、そういうことを確認する。

つまり、結構直しには時間がかかるでしょう。

でも、これが終われば、ほぼその年の問題は理解できたはずなのです。

これが後からいろいろなところに役に立つ。似たような問題はやはり出るものなのです。同じ学校でなくても。

そういう満点答案がしっかりできれば、すべての過去問ができなくても気にしなくて大丈夫。それだけやり直しに時間をかけているから、しっかり力はついていくのです。

それに満点答案を作ってみると、

僕にも満点がとれる可能性がある

ことに気が付くかもしれません。

本当に、その通りなのですから。

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通過算・時計算
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11月10日の問題
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午後入試は間違いなく疲れる

近年、午後入試をする学校が増えました。

東京、神奈川の場合、2月3日までがひとつの区切りだと考えられるようになってきたので、学校としても何とかこの間にできる限り多くの入試をしたい、というので編み出されたのが午後入試です。

しかしながら・・・

午前中に入試を受けて、お昼を食べ、また次の入試会場に向かう、というのは親子とも大変なことです。

午前中に入試を受けても、そこそこ疲れる。緊張感もあるし、朝早い。

しかし、その後また急いで次の試験会場に向かう負担はそう小さいものではない。

したがって2日連続で午後入試を入れるというのは、かなりしんどいことになります。

塾の先生と受験校のラインナップを相談されていると思いますが、東京、神奈川の場合はやはり午後入試は1回にしたい。

日程から考えると、それは1日か、2日のどちらかでしょう。

どちらがいいかは、もちろん受験する学校によって違います。ただ、2日続けると、3日は相当しんどい状態になることは、間違いありません。

子どもの疲労を充分考えた上で、受験校のラインナップは決めてください。

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水溶液に関する問題
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模擬試験と文化祭
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過去問が終わらなくても気にしない

最近の子どもたちが出願する平均は5校から6校ぐらい。

で、それが全部違うとすると、当然10年分の過去問があり、で、それが4教科だとすると、5校でも4×10×5=200教科。6校だと240教科あって、当然、そんなにはできないものです。

ところが、この時期塾の先生と志望校面談を終えて受験する学校のラインナップが決まってくると、まだやっていない学校の過去問が出てくるでしょう。

実はそれであせってしまう。

計画を作ってみると、時間が足りない、ということになるわけです。

でも、まあ、合格してしまうと受けない、という学校もあるし、すべてがすべて10年分終わらなくてもいい。

がんばっていいのは第三志望ぐらいまででしょうか。

あとは、まあ数年分しかできませんでした、でも構いません。それよりもやはり志望順位が高い学校をしっかりがんばった方が良いでしょう。

あと何科目!みたいなマジックを考えるのはやめてください。

むしろ、ひとつひとつやり直しもていねいにやった方が良いのです。その方がその勉強時間が活きる。

全部やらないといけない、という強迫観念は捨ててしまってください。

行けるところまで行けばいい、が良いのではないでしょうか。

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中学受験と高校受験の偏差値
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11月8日の問題
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組み分けが終わって

さすがにこの時期はどこの塾も組み分けは終わったでしょう。

ようやく落ち着いて、入試に向かって勉強できるようになった、と思います。あとは入試でどれだけ点数がとれるか、ここに集中できる。中学入試は独自入試ですから、やはりどこでも学校別の傾向というのはある。

先日、ある学校の過去問の解説を書いていて、なるほどなあ、と思いました。

その学校は2つの文章が出る。ひとつが物語文。もうひとつが説明文。

で、どちらかが記述になる。これは決まっていない。説明文が記述になることもあるし、物語文が記述になることもある。

ただ、それは片方だけ。あとは選択式になっている。

つまりこの学校は選択と記述と両方やらないといけないわけですが、逆にどちらかが不得意であったとしてももうひとつの方は何とかなる可能性がある。

子どもが持つ特性をいろいろな角度から見ていこうという姿勢があるから、こういう問題になるのです。

だから、じっくり第一志望の入試傾向に取り組んでください。

一番わかりやすいのは過去問だけれど、それもある程度進んで来たら、似たような傾向の問題を電話帳から選んでやっていけばいいのです。

そうやって、研究して勉強を進めていけば、実は知識も考える力も、資料を読む力も少しずつ整ってきて、最終的にはある程度いろいろな学校に対応できるようになってくるでしょう。

ひとつの傾向に特化することによって、仕上がりが速くなるのです。

あれも、これもとやらなければいけないのが、実は組み分け試験への対策なのですが、入試対策は実はもっとシンプルなもの。

もう一度受験する学校の傾向を整理して、残りの期間でしっかり仕上げていきましょう。

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わかるとやってみたくなる
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慣用句
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資料を読む力

ここ数年、理科や社会で資料読解の問題が出題されるようになりました。

公立一貫校の入試はPISA型と呼ばれ、この種の問題が多いのですが、私立の入試問題でも見かけるようになりました。

ひとつにはデジタル化が進み、いろいろな資料やデータ、図版が入試問題に使いやすくなったという理由があげられるでしょう。

例えば実験結果をグラフにしたり、表にしたりして提示し、その中から傾向を読み取ったり、あるいは仮説を立てるというようなことが求められています。

その分、今までのように知っているかどうか、だけでは決まらなくなったので、考える力はさらに必要になってきています。

これらの問題に対する対策は、やはり問題を練習する、ということに尽きるでしょう。

志望校の問題ばかりではなく、これらの出題を解いていく練習はしておいた方が良いし、その中でどこに解答があるのかを見つける手立てを考えられるようになっていきます。

ただ、この手の問題のネックは、資料や問題文が非常に長くなっていることです。

最近の理科や社会の過去問集は国語と厚さがそれほど変わらなくなってきました。その分、相当の分量の文章やデータを読みこなさなければならないわけで、素早く読み取る力が必要になってきます。

読むのが遅い、という子にはなかなか厳しい問題ですが、それでも練習を続けていくことで少しずつ早くはなっていくので、あきらめずに練習を続けていってください。

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第108回 自信は実績から
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11月6日の問題
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「わかった!」は危険のシグナル


「今日の試験はどうだったの?」

と聞くと、

「まあまあ」とか「普通」とか言っている場合は、あまりできなかった、ということのようです。子どもたちはやはり手ごたえがあると、それなりにうれしい。だから、

「できた!」
というときは、解けたと思っています。しかし、その答案が帰ってくると、案外、ぱっとしない。

「普通」と言っていた時と、それほど変わらなかったり、かえって悪くなったりするものです。

実は、「わかった!」と思う時は危険なのです。

つまり、その段階で手ごたえがあるから、注意深くなくなる。

結果として、原価を出さなければいけないのが、定価を出していたり、上りの速さを出さなければいけないのに、流れの速さを出していたりするのです。

そういう失敗を繰り返してくると
「危ない、危ない」
と思うようになってくる。

模擬試験も11月に入って後半になりますから、「できるものは確実に得点する」ように最善の注意を払いましょう。

一番効果的なのは、

答えを書く前に、もう一度問題を確認する

というルーティン。

これをやるだけでもだいぶ違いが出てきます。

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場合の数の問題
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解答欄を確認するくせ
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太り始める子

小学生ですから、しっかり食べてもらうことは大事なのですが、どうも、ここのところ、ちょっと太りすぎじゃない?と感じられる子がいるかもしれません。

何かしらないが、良く食べる。

暇があると、何か口にしている。冷蔵庫を開けている。

これは、ストレスがかかっているからかもしれません。

入学試験が近づいてきて、当然、プレッシャーはかかる。これはもう当たり前の話だし、多少のストレスは仕方がない話なのですが、その発散の糸口がいろいろ現れてくる。

何かイライラしていたり、学校で喧嘩っ早くなったり。すぐ何かを食べようとするのも、そのひとつの現れです。

で、そういう様子が垣間見られたら、やはり多少はストレスを和らげる工夫はした方が良いでしょう。

どうしたって、この時期結果が気になる。

模擬試験の成績、過去問の出来、そして入試の結果。

入試を受けるということはそういうことなのですが、なにせ自分の力で試験を受ける、ということは初めての経験だから、それにどう対応していいか、わからなくたって不思議ではないのです。

別に落ちたって命取られるわけではありません。

誰だって負けることはある。田中投手だって負ける。でも、また勝てばいい。

あまり結果にこだわるよりは、むしろ自分の力を出し切れるように集中させることでしょう。

そのためには、親もまた腹をくくることが大事。

来年の春、お子さんは必ず中学生になって、必ず新たな生活を始めるのです。それがどういう学校であろうと、しっかり応援してやろう、とそう心に決めてください。

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ごちゃごちゃ感満載!
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11月4日の問題
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その子なりのがんばりで勝負すればいい

6年生と言えども、大きい子もいれば小さい子もいます。

もう中学生かと思うような男の子は声変りもしているし、結構体力もありそうで、まあ、夜遅くまでがんばれそうな感じもしなくもない。

かと思うと、まだそんなに体力があるようには見えない子たちもいます。

で、そういう差は当然あっての勝負なわけだから、体力のない子が体力のある子と同じ勝負をしてはいけない。つまり、同じやり方をしたとしてもそう夜遅くまでがんばれる、というわけではないのです。

だからといってできるようにならないか、と言えばそんなことはない。

その子にあった勉強の仕方をすればいいだけのことです。

同じ12歳といえども、4月生まれの子と翌年の3月生まれの子には約1年間の差があります。12年分の1年だから、その差は結構大きいのです。でも、それをいろいろ言っても仕方がない。

だから、その子なりにがんばれば、それで良い、と思わないといけないのです。

これが小学生の受験でまず認識をしておかないといけないことです。

高校受験生のように立ち振る舞える子もいるかもしれない。それはそれでやればいいし、そうやっている子を見て、我が子がそうでないからと悲観する必要は何もない。

我が子が自分の体力や背丈に合わせて努力をし、できるようになったその力で入試に挑めばいいのです。さらに言えば、子どもは同じところにはいない。やはり大きくなり、体力もついてくれば、また違うチャンスで勝負をすることもできる。

今回の中学受験は、今の子どもたちの背丈に合ったやり方をしてください。あまりに無理をしてしまうと、やはり具合が悪くなってきます。

睡眠時間はちゃんととって、やれることをきちんとやる。

それで勝負すればいいのですから。

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やはり速い
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熱量に関する問題
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子どもの力は点ではない

あるお母さんと面談をしていたときのことです。

「ウチの子の偏差が61なので、Aは入ると思うんです。80%が59だから。で、第一志望がBでここが63なので、あと2ポイント足りないんです。」

という話をされていて、なかなか良く研究されていると思うのと同時に、違和感を感じました。

子どもの力は点ではありません。

確かに以前、公立高校受験で業者テストがあり、自分の偏差値を点で決める傾向があったように思います。例えば59だから単願なら大丈夫。併願推薦だと厳しい、みたいな話です。

しかし、実際に入試を見ていると、子どもたちの力は点でないことがよくわかります。

例えば80%偏差値で63の学校に合格した子が同じ80%偏差値で58の学校に落ちたりする。

そんな例はたーくさんあります。また最後の偏差値が50台だった子が80%偏差値60台後半の学校に入ったことも、当然たーくさんあるわけです。

子どもたちは成長途上ですから、12月の最終の模擬試験から1か月あるだけで、全然数字が変わってくる。

私はいつも子どもたちの成績を幅で考えています。

まあ、良く出るとこのくらい、悪いとこのくらい、みたいな感じ。

これはその子の性格や資質によって幅に大小があります。比較的ていねいにやる子はこの幅が少なく、比較的まとまっているが、その分、化けることもあまりない。

一方、やはり一発屋というのはいて、なぜかその日だけできた、みたいなことも当然ある。前日にやった問題と似たような問題が出た、とか、他の学校の過去問で練習した国語の文章が出た、とか。まあ、そういう幸運も当然あるわけだから、大逆転もあり、なのです。

だから、安全校については、「多少悪くても、まあ、大丈夫だろう」という範囲で考え、第一志望については、「ひょっとすると」というランクでも受けていい、と思っています。

模擬試験の結果を見ても、子どもたちの成績には幅があるでしょう。

ていねいさが身についてくると、比較的安定するが、それでもやはり幅があることが多いので、最初から幅があるものだと考えた方が良いのです。

多少悪くても、と考えても、当日、本当に悪くなる場合もありますが、あまり心配しすぎてもきりがないので、大方偏差値で5ポイント程度の幅を考えておかれると良いかもしれません。

先のお子さんは当然、第一志望だって充分入れるわけですし、実際に合格していきました。

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気体の発生に関する問題
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中学受験 算数オンライン塾

11月2日の問題
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志望校面談の前に

11月に入ったので、これから各塾で志望校面談が行われると思います。

一番のテーマは受験する学校を決めること。もうひとつは、残りの期間の具体的な対策を打ち合わせること。

で、家庭でお子さんとよく話し合った上で、家庭としてのラインナップは決めてください。

第一志望は、ここ。第二志望はここ。という風に進学する順番も決めておきましょう。

塾としてはそのラインナップを聞いたうえで、安全校がしっかりしていれば、あとは第一志望の対策へ、話が移っていくだろうと思います。

おさえられる、と思えば、後はもう第一志望に入ることが優先課題。しかし、ここがホントは一番大事なのですが。

しかし、塾側が安全校について不安になると、ここで議論が長引く。

ただ、ここで引いても仕方がない部分があるのは以前お話した通りです。

つまり合格しても行かせない学校は安全校にはなりえない。

中学受験は高校受験と違い、公立中学の進学もあり得るので、家庭としてこうしましょう、というものをしっかり決めておかれると良いでしょう。

それでも塾の先生からすると、「こういう学校はどうですか?」という提案があるかもしれません。

その場合は、一度、持ち帰ってください。

知らなかったり、よくわからない学校をラインナップに入れるのはやはりちょっと危険。しっかり調べてからの方が良いでしょう。

その点は早めに切り上げて、後は第一志望への対策に話を移していきましょう。

残り3カ月、目いっぱい有効に使える方法を相談してきてください。

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まだ3カ月もある
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