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めげない子

例えば、組み分けテストの成績が帰ってくる。あるいは模擬試験でも同じですが、親が見て愕然とするような成績をとってきても、めげない子がいます。

一生懸命勉強していれば、それなりにショックなはずで、成績を見ているうちに涙がこぼれてくる子もいるものですが、そんなことはありえない。

「あ、だめだ。じゃ、次にがんばろう。」

いや、その通りなのだが、まったくめげている様子がない。少しはショックな様子を見せてくれれば、こちらも多少励まそうかと思うのだが、そういう雰囲気は微塵もない。どんまい、どんまい。ってそういうタイプです。

なぜ、そうなるのか。

本人は真剣に合格しようと思っている。しかし、心が折れそうになることはいくらでもおこる。だから、それに動じないようにしよう。否定的な考えは一切持たないようにしよう、と心が自衛本能を働かせているのでしょう。

だから現実を見ない。したがって修正には時間がかかります。自分がやると決めたことはやるが、こちらが薦めても言うことを聞かないケースもたびたびある。頑固なところがあるわけです。

良く、「まったく感じてない」と思われるのだが、そんなことはないのです。自分でそこに目を向けてしまうと、心が折れると感じている、恐れているからそうなるのであって、感じない、などということはない。むしろ、敏感な方かもしれません。

ただ、頑固なのはいけない。しかも、現実を見ようとしないから、手間がかかる。

積極的な心を持つ、ということと、めげない、には多少の違いがあります。積極的な心を持てば、修正にも意欲的になるが、単にめげないだけでは進歩が少ない。

この辺はよく見極めて、手を打ってあげないと、本人も経験値が少ないので、それで『積極的』になっていると思い込んでいるフシがあるので、気を付けてください。

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