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後からできるのはなぜ?

例えば組み分けテストの問題が、家に帰ってからはできる。模擬試験の問題がわかる、ということはあるでしょう。

ひとつには、当然、それだけ時間をかけて考えているから、なのですが、やはり子どもたちの場合は、精神的な問題も大きいかなと思います。

「できなきゃいけない」
「あと10分だ」

という気持ちの中で、なかなか問題のヒントが見つからない、ということはあるわけです。しかし、家に帰ってくると、そういう気持ちのあせりはない。この問題はどうだったんだろう、と素直に見ることができるので、解けることが多いのです。

つまり「解く力」は持ち合わせているが、試験でその力を発揮できない、ということになります。

試験慣れをする、ということはだから大事なのです。最近は毎週テスト、という塾は少ないのかもしれませんが、本当は毎週、鍛えていくぐらいでちょうど良い。どうしても順位や偏差値が気になってくるので、今はまとめのテストは月例が普通でしょうが、私はテストで力を鍛える、というのは大事なことだと思っています。

それは、やはり、その場で「できる」ことが重要だから。

入試の後できても、それは点数にはならない。試験を受けながら力をつける、ということは最近はあまり重要視されていないのかもしれませんが、本当は大事な練習なのです。

順位や偏差値が毎週出るのは、もちろん当然ですが、そこで一喜一憂しても仕方がない。ただ、その毎回の練習の中で

「時間内に解き上げる」

という練習が進んでいけば良い、と考えれば「週例テスト」自体は悪くない方法だと思います。5年生の秋以降は、そういう練習を積んでもよいのではないでしょうか。

ただし・・・。

お父さん、お母さんが成績で一喜一憂しないことが大事です。これが勉強だと思っていないと、今度は親の方が精神的に参ってしまうから要注意です。

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今日の田中貴.com

第34回 楽しくなければ、できるようにならない
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6月6日の問題
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