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高望みは悪くない

中学受験は高校受験、大学受験にくらべて高望みの傾向があります。

つまり、自分の実力よりも高いところを受験する子どもが多い。偏差値60以上に全体の3分の2が受験するというような年もありました。今は、そこまで高望みではないにしても、やはりその傾向は顕著でしょう。

なぜか。

行くところがあるから、というのが正直なところでしょうか。

まだ義務教育段階なので、だめなら公立がある。浪人があるわけでもないし、行く学校がないわけでもない。それに子どもにとって、最初の受験ですから、狙ってみようというのは、決して悪いことではない。

ただ、いけないのは落ちてから慌てることなのです。

例えば、滑り止めが中途半端だと、僅差の勝負ですから、落ちる可能性はある。それで落ちて慌てて学校を探すということが、問題なのです。

ある程度、しっかりとしたシナリオを作ることが大事で、これ以外の学校ならば行かないで、3年後にするという考え方であれば、そうしっかり決める。

公立を避けるという狙いがあるのなら、合格できる学校をしっかり作る。

何が目的であるのか、ということをしっかり考えて、決めた上で、あとは迷わない。悩まない。決めるまでは慎重でいいでしょう。しかし、決めてからは迷わない。

そこが大事です。

高望みは悪くない。挑戦する気持ちは大事です。その分、親がしっかりその後のことを考えておきましょう。
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