ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

体は動かずとも座禅は脳と心のエクササイズではないか

2015-02-01 06:49:39 | 臍下丹田

 長く吐く呼吸、体の中へ吐く呼吸を、日常的に毎日1時間、行っていけば、自然といつの日にか生来、持っていた機能・気感を感得していきます。 

 

 究極的には多くの誰でもが、お母さんのお腹の中にいたときに行なっていた、気の呼吸である胎息を行なうように出来ると思っております。 

 

 その前提になるのが、下腹にある臍下丹田の活性化です。 私自身は、何も分からずに無我夢中で、ひたすら長く吐く呼吸、体の中へ吐く呼吸を、真っ暗闇の中で毎日1時間、普通の胡坐を組んで、座り続けていました。

 

 はじめた初日に、頭のてっぺんにある百会が活性化し、1ヵ月半で下腹にある臍下丹田が、心臓のように鼓動を始めました。 あれから15、6年は経ったでしょうか。

 

 静かに体を動かさずに座っていると、体に微妙な変化を表します。 私はその微妙な変化を楽しみながら、これまで座り続けてきました。 体の中の経絡を循環する気が、その都度、何かを感じさせてくれます。

 

 現在では長く吐く呼吸をせずに、全く肺呼吸をせずに胎息という気の呼吸を行ないながら、静かに座っていますが、体の中は体の上半身を小周天しながら、脳を優しく癒し、崇高な至福感を与えてくれると共に、胸の中心部にある心をも、優しく微妙に刺激してくれます。

 

 以前は感じなかったヴァイオリン協奏曲が、胸を痛く刺激するのを感じるようになりました。 

 

 私は、体は動かずとも、座禅は脳と心のエクササイズではないかと、思い至るようになったのです。



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