ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

座禅は脳と心のエクササイズです

2010-12-01 10:11:27 | 座禅

 私達は体を動かすことが、エクササイズであると思っている方が大部分です。 私も10数年前に初めて座禅を行う前までは、そのように思っていた一人です。

 静かに胡座を組んで、生来意識しなかった呼吸を意識し、吐く息を出来るだけ長く吐き、吐く息をイメージで体の中へ吐き、体の中へ入って行く息を追うようにして、吐く息だけに意識を集中することが、結果的に体を動かすエクササイズ以上の効果を、私達に与えてくれることを知ったのです。

 そのような呼吸法―逆腹式呼吸を通して、私達は誰でもが体の中を流れる気を通して、自分が思ったように体が支配―動いていくのを、感得するのです。 ですから決してマイナスな考えを持ってはいけないのです。 マイナスの考えを持つと、身体全体がマイナス方向に進んで行こうとします。

 ゆっくり吐く息を体の中へ吐くことにより、自分では分からないのですが、知らず知らずのうちに生来、眠っていた経絡(気の通る道)を刺激し、逆複式呼吸を継続的に続けることにより、次第に体の中の気の通りがよくなってきます。

 経絡は神経の腺に沿って流れているといわれ、気の通りが良くなるに連れ、微細な神経が集中する脳を刺激します。 私が30分の座禅ではなく1時間の座禅が必要であるといっている理由は、30分では脳への刺激が硬く、滑らかにはなかなかなりません。 勿論、30分では未だなのです。 30分では野球で云えば、肩慣らしでしかならないのです。 1時間近くになって、はじめて滑らかには優しく脳を刺激するようになるのです。

 私達はそこで崇高な至福感を得ることができるのです。 日常的なストレスからも解放されるのです。


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