ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

何をも求めず体の微妙な変化を楽しみながらひたすら長く吐く呼吸を行いながら座り続ける

2019-10-26 03:07:19 | 座禅

ここでの深呼吸の要領で行う、はじめに大きく息を吸ってから出来るだけ長く吐き、イメージで吐く息を体の中へ吐き入れる呼吸を行いながら、静かに胡座を組んで1時間、毎日座り続ければ、誰もが体の微妙な変化を感じることになります。

その微妙な変化を楽しみながら、何をも求めずひたすら座り続けることが、とても大切なことです。

なぜ体に微妙な変化が現れるか。 それはここでの呼吸法が、身体中の神経の腺に沿って流れていると云われる気の通る路である経絡を刺激するからです。 口を閉じて鼻だけで呼吸をおこないますが、イメージ息を体の中へ吐き入れる時には、息は実際には鼻から少しずつ出ています。

ところがイメージで息を吐き入れる時には、宇宙に無尽蔵にあるとされている気が、経絡に入って行きます。 私たちの誰もが生まれる前には、お母さんのお腹の中で気の呼吸を行なっていました。

この世に生まれる瞬間に、オギャーと云う鳴き声と共に、気の呼吸から空気を吸う肺呼吸に変化するのです。 肺呼吸を行う中で、次第に気の呼吸から離れて行くのです。 従って多くの人は、目には見えない経絡は眠った状態になっているのです。

ここで吐く息をイメージで体の中へ吐き入れることによって、経絡の気の通りが良くなって来ます。 体の中へ入って行った気は、身体中にある気の調節する弁−鍼とか灸のツボから、出て行きます。 

この息を体の中へ吐き入れる呼吸は、ツボの調子を整えて同時に病気になりにくい状態、自己免疫力を高める効果もあります。 経絡ははじめに記述したように、神経の腺に絡み合うように流れていますので、気の通りを良くすると、特に感じやすい脳の神経細胞を刺激します。

従って、ここでの呼吸法を毎日、継続的に1時間続けて行けば、体の微妙な変化をもたらします。 その微妙な変化を楽しみながら、ひたすら深呼吸の要領で大きく息を吸ってから、出来るだけ長く吐き続けることが大切なのです。

何をも求めず、ひたすら長く吐く呼吸に意識を集中するのです。 脳波は、β波からα波に変化し、更に深化の過程でθ波に変化するのです。 私自身は脳波を検査したことがありませんが、そうなると信じております。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿