ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

体の変化を楽しむのが座禅を継続できるコツ

2009-06-27 06:46:59 | 座禅
 今まで意識したことがなかった呼吸を、意識することによって私たちの体に、微妙な変化をもたらします。 口を閉じ鼻だけで呼吸します。 大きく吸って出来るだけゆっくり吐きます。 吐く息をイメージで体の中へ吐きます。 意識を体の中へ吐く息だけに、集中します。 

 この呼吸法は昼間でも、立ちながらでも、イスに座りながらでも行います。 従って目はつむって行います。 禅宗での呼吸法は、先ず息を吐いてから吸いなさいと、指導されることが多いのですが、禅宗の呼吸法では、なかなか体の微妙な変化は、残念ながら望めません。 勿論,禅宗でいう半眼にすることもありません。

 日常的に私の呼吸法を行おうとするときには、いかに意識を体の中へ吐くことに集中できるかが、とても大切なのです。 どんな状況下でも意識を集中しようとすれば、目はつむって行うのが正しいのです。 

 私の経験から、生来行ってきた胸式肺呼吸を行い、ただ,大きく胸一杯に息を吸い、ゆっくりと鼻から息を吐くことを忘れ、ひたすらイメージで体の中へ息を吐く、このことだけを行っていれば、静かに座禅を行っていると、体には微妙な変化を与えてくれるものなのです。

 思い立って座禅をはじめようとしたならば、途中で挫折してはしょうがありません。 意識した呼吸法や,座禅の良さを知ったならば、多くの方は継続的に座禅を行うことでしょう。 私自身が,大学の級友からの声かけではじめた座禅=静功を、10数年も続けて来られたのも、体に暮妙な変化をもたらせてくれたせいかも知れません。

 息を吐きながらイメージを行うと、私たちの体の中の気は、自分が思うように動いてくれることを、座禅の中で感じるのです。 吐く息を体の中へゆっくり吐くとき、私たちが本来持っていた気感(気の通る道ー経絡)が眠りから覚め、次第にその経絡の通りを良くしてくれるのです。 そのためにも、座禅は1時間が必要なのですが。

 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿