ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

静かを探求する私を導いてくれたものは何かー5

2012-03-27 07:13:06 | 座禅

 吐く息を体の中へ向けて、出来るだけ長く吐いていくと、次第に体の中に少しずつ溜まっていき、もうこれ以上息は入らないという状態になったことが、何度かあります。

 体の中へ吐く息は、実際には息ではなく気が入って行っているのですが、基本的には体の中へ入っていった気は、体の中へは溜まりません。 全て体中の経穴(体の気の通りを調節する弁)から出ていきます。 衣服を通して気が排出される感覚は、ある時期にくれば感じることができるはずです。 特に背中の骨と皮がくっついている部分で、感じます。 逆腹式呼吸が自己免疫力を高める理由は、息を体の中へ吐くことによって、経穴の気の調節機能を、いつも最善の状態に保ってくれるためなのです。

 体の何処かの部位の調子が悪いと、そこに関係する経穴の調子が悪くなります。 鍼とか灸で体のツボに施術するのは知られてはいますが、始皇帝の時代に人体実験をして、その関係性をはっきりさせたのです。

 私は当時、腎臓結石が尿管の腰骨にかかる部分で止まっていて、腎臓系統の調子は本調子ではありませんでした。 そのため腎臓に関係する経穴で、体の中の気が滞留していったのではないかと、感じたのです。

 ところが、何回かそのようなことが続いたあと、プッツンと糸が切れたように、その滞留していた気が、体外へ排出されたのです。 一種、焦げ臭いような匂いでした。


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
坐禅中の呼吸について (だいち)
2012-03-27 19:54:20
はじめまして。坐禅中の呼吸について質問があります!禅僧の方で先にゆっくり吐ききってから、吸うという方と先ず大きく吸ってからゆっくり吐くという方がいらっしゃいます・・どちらが本当は良いのでしょうか?? 
返信する
最終的にはご自分で判断を (龍之介)
2012-03-28 06:45:31
 私の考え方の詳細については、3月22日付けのブログ「順腹式呼吸そのものの考え方が間違っていたのではないか」と、3月17日付けの「肺の呼吸と丹田の呼吸は表裏一体・表と裏の関係では」を読んでいただければと思います。

 先にゆっくり吐ききってから吸うと、必然的に順腹式呼吸になるようです。 大きく吸ってからゆっくり吐く場合は、逆腹式呼吸になると思われます。

 私自身は残念ながら、順腹式呼吸を行なったことがありません。 たまたま生まれて初めて行なった座禅(静功)で、無我夢中でラジオ体操の時におこなった時の深呼吸から、大きく吸って出来るだけゆっくり吐く呼吸を、行なって来ました。

 私が逆腹式呼吸がよいと思っている内容については、遡って私のブログに記述してありますので、参照してください。
返信する

コメントを投稿