ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

ひとり座禅をすすめる前提条件として

2016-07-22 02:25:17 | 座禅

私が生まれて初めて静かに胡座を組んで座るようになったきっかけは、大学の級友からの声かけでした。 然も禅宗の座禅ではなく、静功と云う静かな気功からのスタートでした。

静功の会の参加は2ヶ月間でしたが、中国からの留学生の教える意念しながらの静功に関係なく、ひたすら真っ暗な部屋の中で、深呼吸の要領で大きく息を吸ってから、できるだけ長く吐く呼吸を行っていました。

この深呼吸の要領で行う長く吐く呼吸法は、禅宗で教える一般的な腹式呼吸法とは、全く違うものです。 一般的な腹式呼吸は、はじめに息を吐き出します。 同時に下腹からも吐き出します。

私は自分の体験から、一般的な腹式呼吸は、体の生理的な動きからは反していると、感じております。 長く吐く呼吸を行うためには、先ず大きく息を吸うのが自然なのです。 大きく息を吸えば、胸は拡がり下腹は凹むのです。

息を吐くと胸は元の大きさに戻り、下腹も元の大きさに戻ります。 胸は拡げて空気を吸いますが、下腹にある臍下丹田は凹んで気を吐き出しているのです。 息を吐く時には、下腹の臍下丹田は気を吸っているのです。

このことは、私自身が深呼吸の要領で長く吐く呼吸を行いながら、1時間静かに毎日座り続けた結果、1ヶ月半で臍下丹田がか活性化して、心臓のように鼓動をはじめ、更に私たちがお母さんのお腹の中にいたときに行っていたであろう、胎息と云う肺呼吸を伴わない気の呼吸を、感得することに繋がっていったのです。 

大切なことは、自然の流れに委ね、自然の摂理に従う気持ちを持っていることです。



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