ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

形に拘らずと云えどもある形には拘る必要があり

2016-05-06 03:10:13 | 座禅

私は、大学の級友の声がけがあって、17、8年前位に生まれて初めて、普通の胡座を組んで静かな功である静功を行いました。 事前に買って読んだ気功の基本編はあったものの、手探りの参加でした。

静功の会での指導をしてくれたのは、子供の頃から行っていた中国からの留学生でした。 いわゆる意念派と呼ばれる指導方法でしたが、どういう訳か私は、その方の話を半分にして、自己流で深呼吸の要領で、大きく息を吸ってから出来るだけ、ゆっくりと長く吐く呼吸をお行っていました。

その時には、息を体の中へ吐くと云うことは、意識はしておりませんでしたが、空手の演武での呼吸法である、息音をたてながら息を吐く映像を見ていましたので、何となく、そんなような呼吸を行っていたように、思い出されます。

真っ暗闇の中で、ひたすら大きく息を吸ってから、出来るだけ長く吐く呼吸を行いました。 口は閉じ鼻だけで呼吸をお行いました。 1時間座り続けていたのですが、終わる10数分前に、電子の輪の帽子を被ったような状態になったのです。

それがきっかけで、毎晩、自宅で半身浴を行って寝る前に、隣室で家族がテレビを見ている音が漏れ聴こえてくる中で、部屋を真っ暗にしては、長く吐く呼吸を行っていました。 1時間。

勿論、昼間のちょっとした時間を利用しては、軽く目を瞑っては長く吐く呼吸を行っていました。 呼吸を意識して来なかったにも関わらず、何時しか吐く息を体の中へ吐く呼吸が、当たり前になって来ました。

その結果、一緒に生活する家族からは、吐く息音が聴こえて来て、気持ち悪い息の仕方をするなと、注意されることになりました。

吐く息を出来るだけ長く吐こうとすると、自然と吐く息は体の中へ吐いていたように、思い出されます。 



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