ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

長く吐く呼吸を行おうとした時にははじめに大きく息を吸う方が自然です

2021-02-14 17:15:51 | 逆腹式呼吸

禅宗の臨済宗*黄檗宗では、長く吐く呼吸に意識を集中しながら、座禅を行うようにHPで出ております。 またはじめに息を吐くことから、始めます。 私は幸いなことに、禅宗の坐禅の時の作法を、一切知りませんでした。

ここでの長く吐く呼吸は、はじめに大きく息を吸います。 生まれて初めて胡座を組んでの座禅(静功)を行なった時に、子供の頃に行ったラジオ体操での、深呼吸を思い出していました。

従って大きく息を吸ってから、出来るだけ長く息を吐いていました。 試しに全部息を吐き出してしまうと、苦しくなって後が続きません。 そこで、全部息を出し切る寸前に、軽く息を止めてまた息を大きく吸うようにしました。

息を吸う、息を吐く呼吸を繰り返し行うときには、出来るだけ自然に流れるような感覚で行う方が、長く出来ることを感得しました。

後年、息を吸うときには胸は拡がり、下腹は凹みます。 この事実から息を吸うときには下腹の臍下丹田は、気を吐くことを感得しました。 また息を吐くときには胸は元の大きさに戻り、下腹の臍下丹田も元の大きさに戻ります。 このことは息を吐く時には、下腹の臍下丹田は気を吸うのです。 この動きが、私たちの体の生理の自然な動きなのです。

臨済宗・黄檗宗の呼吸法は、はじめに息を吐き出すときに、同時に下腹からも吐き出すようにHPに記載があります。 息を吸うときには下腹も膨らませるような記載もあります。 私は自分の体験から、この呼吸法は、からふぁの生理的な動きには反していると思っております。

私たちが内在する悪いものをはじめに全て吐き出すと云う「無」の理念によって、禅宗の呼吸法が成立しておりますが、理念が先行して、体の自然の動きを無視しているようにも感じます。

禅宗の呼吸法は一般的には腹式呼吸と云っておりますが、吐く時にイメージで体の中へ吐く呼吸を、逆腹式呼吸と云います。 因みに禅宗の逆複式呼吸は、下のものを硬くするような効果があるようです。

ここでの深呼吸の要領で行う長く吐く呼吸は、イメージで吐く息を体の中へ吐き入れる呼吸(ここでの逆複式呼吸ろ云います)ですが、下のものが硬くなることはありません。



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