ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

臍下丹田が動きこれ以上の望みを持ってはいけないと思うときがあるのだが

2015-03-05 08:10:01 | 臍下丹田

 もう16、7年になるのだろうか、千葉に住む大学の級友から、多摩センターで静功の会が開かれるので参加するのだけれど、と声がかかったのです。 丁度その頃、心臓の周辺を押さえると少し痛い感じがしていて、知り合いの看護婦の方に電話をして、何処の病院に行って検診したらよいかなどと、聞いておりました。

 

 足の付け根からカテーテルを入れて、心臓を診るということでした。 そんなこともあり、気功のほうの静かな功の静功については、健康には良いのではないかと感じていましたので、級友から話を聞いて、どうしようか、もしかしたらカテーテルの挿入もしなくなればよいのだが、と思いながら月謝の高さもあり、考えあぐねていました。

 

 本屋さんで気功の初歩の本を買ったりして、思い切って参加することにしました。 はじめに基本的な考え方を聞いた後で、1時間、真っ暗闇の中で胡坐を組診ます。 私は何も分からずに、先生である中国からの留学生の方の話された内容には左右されることなく、ひたすら深呼吸の要領で長く吐く呼吸を行っていました。

 

 生まれて初めて胡坐を組んで、静かに座ったのですが、長く吐く呼吸が良かったのか、45分ぐらい経ったときに、頭のてっぺんに電子があり、頭全体をすっぽりと電子の輪の帽子を被ったような状態になったのです。

 

 そんな体の変化がありましたので、面白半分に毎日、夜、半身浴を行なった後に、隣室で家族がテレビを観ている音が聴こえながらも、部屋を真っ暗にして毎日1時間、胡坐を組んで静かに深呼吸の要領で、長く吐く呼吸を行っていました。

 

 勿論、日中も場所、時間を問わず軽く目を瞑って、長く吐く呼吸を行っていました。 そのせいか家族から、「ウーン」と「スー」とかうるさいと云われるほど、長く吐く呼吸、吐く息を体の中へ吐く呼吸が、自然と身についてしまったのです。

 

 そんなある日、1ヵ月半ほど経った長く吐く呼吸を行っていたときに、自発動という形で、下腹にある臍下丹田が活性化し、心臓のように鼓動を始めたのです。

 

 それ以来、日常的にいつも体を循環する気を感じながら、生活をしております。 自己免疫力が高まり、多少の体の具合の悪さも、軽くて済むようになり、おかげさまで心身ともに健康である状態を、保てるようになったのです。

 

 時々、それ以上の要望、欲は拒否されるのではないかと、感じることがあるのです。



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