ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

逆腹式呼吸、坐禅を通して経絡を刺激する

2008-05-31 16:17:11 | 座禅
 体の中の大きな気の道(経絡)で、任脈と督脈の大きな流れのほかに、百会と会陰を上下に結ぶ沖脈と呼ばれる経絡があります。 逆複式呼吸を行いながらの坐禅を続けていきますと、沖脈をも刺激し、その動きを表すことがあります。

 私が坐禅を始めた当初、体の中心をピストンのように、上下する動きを感じたことがあります。 この動きは何だろうと後から本を読んで、沖脈が活性化し、上下運動をしていたと、理解しました。

 今では沖脈での上下運動はありませんが、いつも臍下丹田が心臓のように鼓動し、督脈から任脈に流れる小周天の大きな気の流れを、背中、後頭部、頭部、前顔部の骨と皮膚がくっついている部分で、感じながら生活をしております。

 経絡は、神経の線に沿って流れているともいわれていますので、脳内もいつも刺激し、気がつくとシーンとした感覚になっています。

 吐く息をゆっくり体の中へ吐いていくだけの逆複式呼吸によって、知らず知らずのうちに生来持っていた気感を回復します。 楽しみながら逆腹式呼吸に慣れ、楽しみながら坐禅を1時間は、続けていってほしいと思っています。


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