イメージで吐く息を体の中へ、ゆっくりと長く吐きますが、体の中へ息が入っていくのを実感するために、息音が聞こえるように吐きます。 この呼吸が慣れてきたら、今度は吐く息をできるだけ聞こえないように、静かに体の中へ吐くようにします。
できるだけ静かに行なうのは、体の中へ息が入っていくのが、実感できるようになってからにします。 静かに吐く息が吐けるようになったら、殆んど息を吐いているかどうか分からないぐらいになったら、次の段階になります。 勿論このときには、下腹にある臍下丹田が活性化し、心臓のように鼓動していることが前提です。
思い切って息を止めてみます。 はじめは不安が一杯ですが、息は止めることができます。 初めてそのような行為を行なった時に、息を吸うときに苦しい感覚になります。 私は、赤ちゃんがお母さんのお腹から出てきて、胎息という気の呼吸から、空気を吸う肺呼吸を行うときに発声する「おギャー」という感覚を、味わうことになります。
私は、生来意識しなかった呼吸を意識し、吐く息をできるだけ長く吐き、吐く息をイメージで体の中へ吐くことを通して、(胸式)肺呼吸から逆腹式呼吸へと変化し、また逆腹式呼吸から胎息へと変化していったのです。
赤ちゃんがお母さんのお腹の中で行っていた胎息から、生まれ出た瞬間から腹式呼吸を通して(胸式)肺呼吸へと変化していった過程を、遡ったことになるのです。 私は誰もがこの過程を、辿れるものと思っております。 自然の動きに任せ、自然の摂理に従う素直な気持ちを持っていればです。
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