ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

意識が集中していれば座禅で警策棒は不要です

2013-06-05 06:51:40 | 座禅

 座禅を行う時に、お坊さんが眠気を覚ますために、警策棒で参禅者の肩をたたくのを、ごく当たり前のことと、捕らえる方々が多いようですが、座禅の時に私たちが座禅に意識が集中していれば、不要のものです。

 私が都内の座禅者が多く集まるお寺に参禅したときには、5分も経たないのに、肩を叩いてもらっている方が、多くみられました。 全く肩をたたかれるのが、ファッションであるかのような感覚みたいでした。

 30分ぐらいの座禅時間で、眠くなるようなことであれば、座禅の作法、方法が悪いのであって、考え直してみる必要があります。

 静かに意識が集中している時に、警策棒で肩をたたかれでもしたら、気が変になってしまいます。 近くのお寺に参禅した時、いきなりお坊さんが大きな声で、叱責する声がしたときがありますが、その時もびっくりして気がおかしくなりそうで、静まるまでに相当な時間がかかりました。

 いずれにしても、静かに長く吐く息に、意識が集中していれば、警策棒は不要なのです。 ましてや「警策なくして座禅なし」などという言葉には、あきれてしまいます。



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