ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

お風呂の入り方は半身浴が一番良いと思うのですが

2019-03-02 02:00:00 | 半身浴

私は20数年前に当時、計画していたオーナーから打合せが終わって会食時に、ご自分が実践されている半身浴の良さを話してくれました。

その時、どのようにして毎日、汗をかこうかと考えていた時期でした。 走ることが好きでしたが、走ると高校時代に痛めた右膝の古傷で水が溜まり、長続きはしませんでした。

そんな時に入浴の仕方を変えることで、汗がかけることを教えて頂いたのです。 お湯の面がお臍のちょっと上ぐらいにして入る半身浴でした。 私は、それまではカラスの行水で、お湯の中に入っている時間は、3分前後でした。

体を洗う時に座る椅子を湯船に沈めて、座って湯船に浸かります。 風呂の蓋をして、その上にタオルを敷いて、新聞や雑誌を読みながら入りました。 もう一枚のタオルを用意して、汗を拭きます。はじめのうちは、なかなか汗が出ませんでしたが、一定程度湯船に浸かっていると汗が出るようになりました。

新聞や雑誌に夢中になってくると、自然と汗が出てくる感覚が分かってきたのです。 半身浴を行い始めたのは、座禅を始める丁度一年前でした。  座禅をはじめてから理解したことですが、半身浴で下腹をあたためると云うことは、下腹にある臍下丹田を温めることになり。体の芯から温まることになりました。

また、座禅はいつも半身浴で入浴してからおこないましたので、事前に十分、下腹があたためられたことになり、結果的に深呼吸の要領で行う長く吐く呼吸と重なって、早期に(1ヶ月半)、臍下丹田の活性化に繋がることになったと、感じております。

半身浴をはじめて以来、私は肩まで湯船に浸かることはありません。 高齢者が湯船に肩まで浸かって、そのまま湯船で亡くなると云うことを聞きます。 半身浴の良さを改めて感じるのですが。