私は建築の設計の仕事をしておりますが、若い頃は自分で直接、地主さんのところへ企画を持ってお伺い、提案をしながら建築計画を進めて来ました。
歳を取るほどに、そのような意欲は少なくなり、現在はこれまで手がけて来た建物のメンテナンスや、相談に応じるなどの仕事をしております。
昨日は木造住宅の耐震診断に伴う耐震補強の話をするために、新たに親しくしている工務店の方と、工事について話をしに行きました。 娘さんは嫁いで現在は息子さんと3人暮らしの方々です。
奥さんに抱っこされたワンちゃんと、近隣市に47年勤めて毎日サンデーのご主人と、現役バリバリの若い息子さんと3人で話をします。 家族全員が温かい雰囲気を持つ中で、私自身はリラックスさせて頂いて、会話を楽しみます。
来週はお盆で実家のある青梅に帰るからと、次回の打合せを再来週以降にしましょうと打合せをして後にしました。
その後すぐに、多摩センター駅前の親しくしている不動産屋さんで、グループホームの計画で運営を手がける方も含めて、打合せをしました。 長い間、介護福祉の仕事をされて来られた方で、ご自分の経験を踏まえて、軽度の知的障害者のための施設を造りたいと、意欲が十分の方です。
簡単なスケッチをもとに、計画工程や諸条件について話し合いました。 事務所に戻って反芻してみると、会話を楽しみながら行っているのに気がつきます。 とても心地が良い自分がいるのです。
時々、考えることですが、私が建築の仕事をしているのは、基本的には人間が好きで、会話を楽しみながら設計の話をしているような気が致します。 自分が楽しむと同時に、相手にも楽しんでもらいたいと、あれこれ考えることが良いのでしょうか。