ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

長く吐く呼吸を1時間ひたすら続ける事によって

2014-11-29 08:24:30 | 座禅

 静かに座っている座禅は、多くの場合30分ぐらい行うのが、一般的のようですが、私は座禅の本当の良さを知るためにも、最低1時間は必要ではないかと思っています。

 

 体の深層部まで含めた心身が静かな状態になるのが、最低1時間ぐらいかかると感じているからです。 45分ぐらい経てば一定程度、静かな状態になるとは思っていますが、1時間行えば、静かな状態が15分は続くと思えば、それ以上のことはありません。

 

 従って、1時間以上、静かな状態が続けば、もっと良いに違いありませんが、意識を一点に集中し続けるのは、大変なことです。 深化の過程で、時間を延長していくことは、その先に何かが待っていてくれるかもしれません。

 

 私は一時期、3時間座り続けたことがありますが、その過程では、天目の存在を感得しました。 

 

 いままでの体験の中で、全て何も分からないままに、ひたすら長く吐く呼吸を続けて、座っていただけなのです。 体の微妙な変化が先に起きて、そのあとで、これはこういうことなのかと知ることが、多かったのです。

 

 ただひたすら静かに、長く吐く呼吸を行い、吐く息を体の中へ吐きながら、1時間座り続けることが、結果的に、日常的なストレスから解放され、崇高な至福感を感得することに、なったのです。

 

 静かに座っていることが楽しいのですから、ほかの動きのあることは、もっと楽しく感じられるのです。 遊戯三昧の境地を知ることになります。