ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

座禅が楽しめれば全てのことが楽しめる 遊戯三昧の言葉を知る

2014-11-18 07:25:06 | 座禅

 私はただ静かに座っているだけの座禅を、楽しく感じています。 従って動きのある日中の出来事は、もっと楽しいと思っています。

 

 楽しく感じるのには、座禅の真髄を感じることが大切です。 私は座り続ける時間は、1時間は必要だと思っています。

 

 肩の力を抜いてリラックスし、上体を頭のてっぺんを天から引っ張られているような感じで維持し、あぐらを組んで座ります。 上半身の重心が上体の垂直上に来るように座ります。

 

 その座り方を行うことによって、上半身の重力と、床からの反力が働き、上体の芯には力がかからないような状態になります。 そのことにより長く座り続けることができます。

 

 出来るだけ長く息が吐けるように、はじめに大きく息を吸います。 今度は出来るだけ長く息を吐きます。 限界ギリギリまで息を吐きます。 全部、息を吐き切ってしまうと、苦しくなって後が続けませんので、吐き切る寸前で軽く息を止め、また大きく息を吸います。

 

 この吸う、吐くの呼吸を繰り返し行います。 長く吐く呼吸を行っていると、時間はあっという間に過ぎていきます。 この呼吸は口を閉じ、鼻だけで呼吸を行います。 この呼吸を1時間行います。 30分や40分ではなく。

 

 また吐く息はイメージで、体の中へ吐くようにします。

 

 この呼吸法は、ここでは我流の逆腹式呼吸といいます(一般的に云われる逆腹式呼吸とは違います。詳細は別途記しますが)。

 

 この呼吸を継続的に続ける事によって、私たちが生来持っていた機能・気感を取り戻します。

 

 長く吐く呼吸を行い、吐く息を体の中へ吐くことを続ける事によって、体の中にある経絡(気の通る道)を刺激し、その気の通りが良くなってきます。

 

 経絡は神経の腺に沿って流れていると云われ、経絡の気の流れが良くなるに従い、神経の腺を刺激します。 微細な神経がある脳は、特に刺激を受けやすくなります。

 

 長く吐く呼吸を行うことによって、脳が優しく刺激を受け、ひたすら1時間(大切なことです)続ける事によって、日常的なストレスから解放され、崇高な至福感を感得することになります。

 

 私は、このことが座禅の真髄の一つであると思っております。 すると自然に座禅することが、楽しくなってくるのです。 するとごく自然に、すべてのことが楽しくなってくるのです。