長く吐く呼吸を行いながら、静かに座禅を行っていると、自然と宇宙に思いを寄せます。 果てしない宇宙の拡がり、星や銀河の成立など更に地球の太古の世代まで遡ります。
肺呼吸を行わないで気の呼吸である胎息を行なっていると、酸素がなかった時には全ての生物は、このような気の呼吸を行いながら生きていたのではないかと、ふと浮かぶ雑念時に思いが至るのです。
またふと雑念の時に考えていくと、こう考えると良いのではありませんかと、宇宙の叡智がサジェスチョンを与えてくれているようにも感じるのです。
宇宙の中で自分ひとり存在するという「無」のイメージを行うときなど、潜水した時に感じるような感覚、脳が「シーン」としてきます。 そんな体験を通して、改めて宇宙の叡智の存在を感得するのです。