ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

舌は上の歯の付け根に付け上下の歯は合せない・座禅の時

2010-09-03 08:20:23 | 座禅

 禅宗のホームページを見ますと、座禅の作法として、舌を上の歯の付け根に付け、上下の歯も軽く合せるとの記述があります。 吐く息をできるだけ長く吐く呼吸法を続けていきますと、早晩、体の中を循環する気を感じるようになります。

 何故、舌を上の歯の付け根につけるかの理由は、書いてはありませんが、体の前部を流れる任脈と、後部を流れる督脈をつなぐのが、その理由なのです。 その主要な気の流れのほか、体中には気の流れる道・経絡は無数にあり、勿論顔面にもあります。

 歯と歯を合せますと、その葉を通しても流れます。 すると葉を通る時の気の流れが気になり、静かに一心に集中する気持ちの邪魔を、することにつながってしまうのです。

 私は、何故、禅宗のHPに「はと歯をあわせる」という記述があるのか分かりません。 昨日も、試しに歯と歯を軽く合せてみたのですが、歯を通して微妙に流れる気が気になり、よくはありません。

 よく分かっている方が、作法を作られているのかなあと、いつも思ってしまうのです。