禅宗のホームページを見ますと、座禅の作法として、舌を上の歯の付け根に付け、上下の歯も軽く合せるとの記述があります。 吐く息をできるだけ長く吐く呼吸法を続けていきますと、早晩、体の中を循環する気を感じるようになります。
何故、舌を上の歯の付け根につけるかの理由は、書いてはありませんが、体の前部を流れる任脈と、後部を流れる督脈をつなぐのが、その理由なのです。 その主要な気の流れのほか、体中には気の流れる道・経絡は無数にあり、勿論顔面にもあります。
歯と歯を合せますと、その葉を通しても流れます。 すると葉を通る時の気の流れが気になり、静かに一心に集中する気持ちの邪魔を、することにつながってしまうのです。
私は、何故、禅宗のHPに「はと歯をあわせる」という記述があるのか分かりません。 昨日も、試しに歯と歯を軽く合せてみたのですが、歯を通して微妙に流れる気が気になり、よくはありません。
よく分かっている方が、作法を作られているのかなあと、いつも思ってしまうのです。