ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

生まれる前に話しかけ生まれてからも話しかけながら育てる

2010-09-27 10:26:00 | 胎児

 先日、友人のお宅に伺い、その方(ご婦人)と身ごもっている娘さんと3人で、呼吸法を伴いながらの座禅を1時間行いました。 友人は胡坐が組めず、厚い布団の上に座ったり、正座をしながらも何とか1時間過ぎました。

 娘さんは、子供の時から知っていて「ひなちゃん」と呼んでいました。 きちんと結跏趺坐が組め、若いだけにとても美しい姿でした。 ちょっとお腹が膨らんではいましたが。 初めての座禅でしたので、何度か足の痺れを感じ、動いてはいたようです。

 その友人から今朝、電話があり、「無事、娘に子供が生まれました」と一報が入ってきて、「助産婦さんの手助けで生まれ、すぐに血まみれになった子供をご主人が抱き上げ、後産が終わってからすぐに、お乳を上げた」そうです。

 娘さんには座禅の時に、ご主人とあらゆる時間を使って、胎児に話しかけるようにしてくださいね、と話したのです。 一般的には病院で産む場合が多いのですが、胎児にとっては、それまでぬくぬくとお母さんのお腹の中で生長して、生まれてからすぐに乳児室に置かれてしまうのは、ある種のトラウマが発生してしまうのです。 できることなら、胎児はお母さんのそばで、一緒にいるのが安心するのです。

 生まれたばかりの時でも、いつもお母さんと一緒にいるのが、赤ちゃんにとっては安心するのです。 私は自分の子供を育てる時には、猫かわいがりするばかりで、鼻水を口を当てて吸ったり、ぺろぺろ舐めるだけで、上記のような育て方は分かりませんでしたので、反省しきりです。

 赤ちゃん言葉ではなく、一般の成人に話すように話かけることが、また大切です。 生まれでてからの生長の度合いは、胎児の時と比べようがありませんが(胎児のときが大切だということですが)、生まれてから3歳ぐらいまでの生長も大切なのです。 楽しいことや美しいことを、話しかけながら体験、体感できるように、心がけてもらいたいのです。