ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

全てのことを楽しむー座禅だけでなく

2009-01-01 12:44:25 | 座禅
 今日の朝は、雲ひとつない青空が広がっています。 何かが動く、活動するということは、何らかの廃棄物が発生するということでしょうか。 一切の活動を停止した元旦は、澄み切った空気で、満ち溢れているようでもあります。

 昨日は、61歳の秋元順子の「愛のままで」を紅白で聴いて、眠ってしまいました。 4時間寝たら起きてしまう習性で、12時半に目が覚めて、1時間の座禅を楽しみました。 

 気の通り道(径絡)は、神経の線に沿って流れているといわれ、また神経に絡み合うようにある血管にも、気の流れがよくなることによって、何らかの影響があるのではないかと、いつも座禅の雑念の中で、感じるのです。

 脳梗塞で半身不随になってしまった真向法の創始者の長井わたるさんが、生家のお寺での勝まん経というお経の中で、頭面接足礼という言葉にに突き当たり、お釈迦様のお話を聞いた後での礼であることを知って、そのことがヒントになり、真向法の第1体操が出来上がりました。 

 自らその体操を実践する中で、いつの間にか半身不随が治ってしまったという文章を読み、改めて気の通り道を円滑にする大切さを知りました。 真向法の真髄は、体を曲げるときに、息を体の中へ吐くのです。 息を体の中へ吐く(逆腹式呼吸)ことによって、長い間かかって、経絡の通りを良くし、神経を刺激した結果、神経の集中する脳細胞をも、再生させたに違いありません。

 最新の医療技術ー再生医療を駆使すれば、脳梗塞による半身不随も治る可能性が出てきましたが、意識しなかった呼吸を意識し、吐く息をゆっくり吐き、吐く息だけに意識を集中する呼吸法を、日常的に行うだけで、自然と治癒に向かっていくと、信じています。

 今年も、繰り返し繰り返し、呼吸法の楽しさや、座禅の楽しさを伝えていければと、思っております。 座禅だけでなく、全てのことを楽しむように、いつも心がけています。