ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

座禅ー姿勢を保つ

2008-11-16 11:07:57 | 座禅
 布団の上に薄い座布団などの上に、半跏趺坐などで胡坐を組んだ後、上体を頭のてっぺんがまっすぐ、天に引っ張られるようにして、維持します。 正しい姿勢かどうかをチェックするため、上体をまっすぐにしたまま、前に倒しまた元に戻します。 その戻した姿勢が正しい姿勢になります。

 肩の力を抜きリラックスします。 禅宗でもHPでの説明では、お尻と両膝の3点で上体を維持すると書かれていますが、お尻全体で布団に包まれるようにして座ったほうが、長時間座禅を続ける場合には、無理なく座禅を行えます。

 よい姿勢を保とうとして、胸を張って反るような姿勢は、筋力が働き、リラックスした形にはなりません。 あくまでも上体はまっすぐ上に伸びるように維持します。 舌は上の歯の付け根にそっと付けておきます。 これは、体の中を流れる気が、体中をスムーズに流れるために必要なことです。 

 禅宗のHPでは、歯を上下の歯をつけるようにと書かれていますが、気を感じスムーズに気が流れるようになりますと、上下の歯をつけることによって、逆に歯を通して気が流れ、顔全体が硬直化する恐れがありますので、むしろ上下の歯はつけないほうがよいのです。