ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

座禅ー先ず胡坐を組む

2008-11-15 10:00:26 | 座禅
 座禅を行うときには、先ず胡坐を組みます。 胡坐の組み方は、結跏趺坐または半跏趺坐で組みます。 結跏趺坐とは、両足の裏が上を向くようにする胡坐の組み方です。 半跏趺坐は、片足だけ足の裏が、上に向くような胡坐です。

 どうしても上記なような胡坐の組み方ができない方は、普通の胡坐でもよいのです。 何故、結跏趺坐または半跏趺坐の胡坐の組み方なのかは、ものの本には書いてありませんが(禅宗のHPにも記述はありません)、座禅に集中したときに、宇宙と自分の体が一体になる感覚になったときに、必要になってきます。

 どのようなことかと申しますと、足の裏は宇宙の気を吸う傾向があります。 座禅の深化の過程で、体全体の気のツボが開き、宇宙と一体となる状態になりますが、その時に足の裏も宇宙と一体にある一つの機能があります。

 普通の胡坐でもよいのですが、体全体が宇宙と一体感を持つためには、結跏趺坐が一番よい形となります。 少なくとも半跏趺坐の組み方は、したほうがよいと思われます。 ただ、なかなか体が宇宙と一体になるような感覚は、得られないかもしれませんが。

 私は、我が家で行う深夜の1時間の座禅では、無圧布団の上で羽毛の枕をお尻に敷いて、胡坐を組みます。 殆どぺちゃんこの感じでの胡坐です。 お尻全体が布団に包まれるような雰囲気の胡坐の組み方です。 1時期は連続3時間の座禅を行ったことがありますが、現在は1時間しか行っておりません。 禅宗のお寺での丸い座布団は、私にとっては苦手です。