ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

呼吸法をしながらイメージの訓練ー2

2006-11-16 08:44:47 | 座禅
 本を読んでいたら、光のイメージの話が出ていました。 座禅(静功)を始めた頃、早速やってみました。 宇宙の本の中で、極小の物体が超爆発して今の宇宙が形成されたというビッグバンの理論。 瞬時に超高温とまばゆいばかりの光と、音を伴いながらの爆発と合成。 また、実の世界と虚の世界の考え方など。 
 光は、私達に有形無形のものを与えてくれますが、座禅の中での光のイメージも、独特の感覚を与えてくれます。 光のイメージをすることによって、私達に気感の促進という恵みを与えてくれます。
 いつも見ている水平線から出てくる、穏やかな朝の太陽のような光をイメージします。 目を瞑り、口を閉じて鼻だけで息をしますが、吐く息はゆっくりと体の中へ吐くようにしながら(実際には鼻から息は出て行きますが)、穏やかな光を体いっぱいに浴びて、とても気持ちがよいとイメージします。
 しばらく、そのまま気持ちよく光を浴びたら、今度はその光の中にに自分自身が入って、その中心にいて、光の放射を浴び、更に気持ちがよいと感じます。  しばらく光の放射を浴びた後、今度は光と一体になって、自らも光り輝くようにイメージします。 静かに呼吸法を続けながら行います。
 光を浴びる、光の中に入って光の放射を浴びる、自ら光と一体になって自らも光り輝く。 それを繰り返し繰り返しイメージします。 無(無心)のイメージもそうですが、この光のイメージも私達の体に、積極的な刺激を与えてくれ、微妙な体の変化を与えてくれ、気感(気を感じること)を促進させてくれるから、不思議です。 
 歎異抄の勉強会で、浄土真宗での神とは、無量寿光(まばゆいばかりの光)であるという話を聞きましたが、光をイメージすることによって、創造主のことを考えるチャンスを、作ってくれているのかも知れません。